第21話 好きなのはどんな話?

 前回、キャラクター属性として種族や出生地が異なるものが好きなのでつらつらと書きましたが、その根元にあるのが、それらがマイノリティーの比喩であり、断絶された向こう側に手を伸ばすこと、違いを乗り越えていくことに大きな意味があると考えており、それをテーマとする作品に対する興味はつきません。


 もちろん、設定としてわかりやすい事例を挙げたまでで、種族等に比べれば些細と言える差異でも、それがキャラクターの関係性を分断しているのであれば興味をもって受容します。


 逆に云えば、疎外された向こう側のないようなもの……同質的な人間がだべっているいるだけのものはあまり興味がありません。


 拙著「不幸喰い」はこのような理由で書かさせていただきました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自己紹介の一問一答 ままかり @_mamakari

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ