リアクター

3号

第1話






『……このように近年、ますますスターの被害は拡大しており、対策局は手段の拡張などの対応を求められております。こちらは先日の西地区で起こったスター被害の映像です……』


 朝の何事もない時間。早起きが信条のせいか、開けた窓から涼やかな空気が吹き込むワンルームの自室にて、高月遊は備え付けのミニキッチンで細かな気泡を発する鍋をゆっくりと持ち上げた。


 料理にも、ただお湯を沸かすだけにも使える小鍋から熱湯をポットへと移し、ペーパーフィルターにぶちまけたコーヒー豆の上にゆっくりと注いでゆく。


「西区の端か、うちの近くだな」


 一人暮らししてもう五年。すっかり増えてしまった独り言を呟きながら、ポトリポトリとサイフォンから聞こえる滴の音をバックに、洗面所へと顔を洗いに行く。


 三点ユニットの狭い洗面台だが、特に太ってもいない、どころか幼馴染の少女からは顰め顔で羨ましいと言われる身体には特に不都合はない。入口の所に無造作に積んであるタ

オルを一枚片手に、スルリと鏡の前に滑り込む。


 まず見えたのは前髪の長さ、次いで線の細い顔立ち。


 目を覆うほどの黒髪に半分隠れてはいるが、この生来の童顔は悩みの種でも上位に入る。

 もう高校も三年だというのに、未だに中学生に間違えられたときは泣けてきた。

 友人たちと出かけるときなんか、一人だけ年下として扱われる事だって珍しくは無いほどだ。全部同年代だと、どうして思わない。


 クラス一老け顔、いや、大人びた顔の郷田と二人で出かけた時なんか、遊一人だけが小学生料金にさせられかけた。比較対象が郷田とはいえ、あまりに酷い。


 もう何度もやっているが、試しに前髪を全て上げてみると、前髪に隠れていた目が露わになった。二重瞼の眠そうな瞳だが、元々の顔の小ささが相対的に大きく見せており、何というか、その、とても幼い。


 どうやっても自分が年相応には見えない事実を、何度目とも知れない確認をしたあと、溜息を大きく吐き出して、諦めたように自棄になったように顔を何度も冷水で清めていく。


 クラスメイトは中学からもう髭が生え始めているというのに、未だに餅肌を保つ自分の男性ホルモンが恨めしい。しっかり仕事しろ。


 タオルで拭いても滑るだけで引っかかりのない顔を、恨めし気にやや強めに拭い、丁度溜まったコーヒーカップを片手にテレビの前へと移動する。


 画面の中では丁度、先日起きたスター被害の現場中継に切り替わっていた。


 以前行ったことのある街並みが荒れている様を他人事のように見ながら、砂糖も何も入ってないコーヒーを一口すする。この苦味が朝の覚醒を助けてくれる感じが、遊のちょっとしたお気に入りだ。


 ゆっくりと身体に染み込ませるように、湯気を立てるコーヒーを舌で転がし味わってゆく。コーヒーカップ一杯分の量はそんなに多くないが、遊がそれを飲み干したのはたっぷり二十分を過ぎた辺りだった。その頃になってもテレビはスター被害について、未だにとうとうとした主張を流している。頭頂部が鏡のように輝いているオジサンは専門家か何かだろうか。唾を飛ばさんばかりの剣幕にキャスターのお姉さんが引き気味だ。お仕事お疲れ様です。


 早朝から社会人の辛さに目礼して、画面の左端に浮かぶデジタル表示を確認する。丁度いつも学校に登校する時間であることを教えてくれていた。


 飲み干したカップをシンクに置き、軽く洗ってからシンク上の棚に戻す。居室に戻るとクローゼットから制服のズボンとワイシャツを取り出し、パジャマから順番に取り換えてゆく。脱いだパジャマは特にハンガーなどには掛けずにベッドの上に放置した。


「行ってきます」


 適当な靴下を穿き、最後に制服とはそぐわない印象を受ける緑色に黄色の模様が入ったパーカーを上から羽織って、遊は鞄を片手に玄関の扉を開けた。


 さあ、今日から三年生だ。


 玄関脇では幼い遊と一緒に笑う両親が、小さな額の中から暖かく見送っていた。






 変異種、またの名をスター・ベーション。昔アメリカと呼ばれていた国でそう呼ばれていたそうだが、納まりがいいためか皆いつの間にかスターと縮めて呼ぶようになったモノ。 


 それまで何事もなく生活していた人が、突如として人ならざるモノに変容してしまう現象や変容してしまった存在をそう呼ぶ。


 変容した人は基本的に人の理性を残しているとは思われていない。もしかしたら少しくらいは残っているのかもしれないが、スター本人じゃない身には推測に任せるしかない。


 彼らが理性を失っていると言われる訳、それは彼らの暴力性と食性にある。一般でのスターに対する共通認識は「破壊衝動と食欲。それと一部はそれ以外の本能的衝動に従って行動する」というものだ。


 一度スターが出現した地域は多くの場合、多大なる破壊活動が行われる。変異後のスターがどんなタイプかにより被害の規模は変わるが、放置された場合は何かが破壊されるという結果は変わらない。更にこれに輪をかけて問題なのが食欲の方だ。この食欲、なんと対象を限定していない。つまり、食べられそうなモノなら何でも口に入れるということだ。例えそれが人間であろうとも。


 元が人であったモノが人を食べる。その光景は理性とは対極にある地獄だろう。


 スターに変異してしまうと姿が良くて鬼のような異形、悪いと蛇のようなものや、もはや形容するのも難しいような異形に成り果ててしまうのも大きいか。


 スターに変容するとは、その人の人格の死亡を意味し、同時に理性なき怪物が世の中に産声を上げる事に等しい。


 スターが最初にアメリカに誕生して五年。そしてスター被害によって幾つかの大国が消えて四年。この認識はもう一般まで広く浸透していた。


「そうは、なかなか思えないけどね」


 深くかぶったフードの下から見える街並み。スターが住まうアウターに隣接する形で建造された防壁にして前線、境界都市・辻野原。その西区画のとある通学路の風景は平和そのもので、小さい子供がお父さんだろう男性と河原でボール遊びに興じている様は、とてもそんな危険地帯の都市とは思えない平和なもの。


 いつのまにか歩くのを止め、その光景に見入っていた遊だったが、不意にフードの上から軽い衝撃が遊の体を揺らした。


 後ろからの襲撃に少しずれたフードを整え振り返る遊。眠さで半眼しか開いてない遊の目が捉えたのは、悪戯っぽく頬を釣り上げて笑い腰まであるポニーテールの黒髪を震わせる少女だった。


 少女は百六十中盤の遊とほぼ同じか若干高いくらいの目線で、その身体は野生の猫を思わせるしなやかさで鍛えられている。健康的に日焼けした肌はテニス部の練習の成果だろう。豊満とも貧相とも言えない、程よく育った胸は制服のブレザー越しにも主張が衰えず、クラスの男子たちがよく噂している憧れの的だったりする。


 小鳥遊冬実。それがこの襲撃犯もとい遊の数少ない友人にして幼馴染の少女の名前だ。


「なに朝からぼうっとしてるのよ遊」

「うるさいよ、その馬鹿力で叩かないでくれ揺れるから」

「遊ちっこいもんねー」


 そう言って冬実は遊の頭を更に上から何度もポンポンと叩いた。


 くそう、たった三センチ、その差がひどく遠い。


「んで、なんでぼうっとしてたの?」

「ん、なんかこうしてると、平和だなと思ってね」


 遊の返答に少し呆けた表情をした後「おじいちゃんみたいな事言ってる」と笑い出した冬実。


「そんなに笑う事かな?」


 自分でも若さのない一言だとは思うが。やや憮然とした声で遊が問うと、冬実はあっさりと笑いを引っ込めてまた遊の頭に手を伸ばした。今度は叩くのではなく、そっと添えるように。


「それは、背の高いアピールかな? 冬実さんよ」

「いやいや、違うよ。たださ、もう五年も経つんだなーと思ってね」

「……別に寂しいとかは無いからな」

「ん、分かってるよ」


 と言いながら撫でるのを止めない冬実に気が付かれないように、遊は小さく視線を落とした。


「だから撫でるなって」

「ごーめんごめん」


 にははと笑い、頭から冬実が手を離したのに合わせるように、遊の足もとへ柔らかそうなボールがそっと当たった。


 顔を上げてみれば先ほどの父親が、子供と一緒になって此方に手を振っている。


「すいませーん、ボール取ってもらっていいですかー?」

「あ、はーい」


 遊が返事するよりも早く冬実の元気な声が四月の空に響き、絶妙な力加減でボールが親子へと投げ返された。子供の嬉しそうな声が「ありあとー」と舌足らずな感謝を伝えてくる。


 冬実は嬉しそうに親子に手を振ると、遊の手を握り、一気に駆けだした。


「忘れてた! 早く行かないと学校遅刻しちゃうよ!」

「おい待て引っ張るなって!」


 いきなりかかった力に蹈鞴を踏み、脱げかかったパーカーのフードを慌てて被り直す。


 テニス部で鍛えられた脚力は伊達じゃなく、インドア派の遊には辛いペースだったが、今はそれがなんとなく不快じゃなかった。


 遠ざかってゆく親子の楽しそうな声と、前で駆ける冬実の快活な後ろ姿が、遊にはひどく印象的なものに思えた。



 



「えーと、このように五年前の大変異によりアメリカを始めとした数国が消滅し、えー、その影響により、人の生活する範囲は狭まりまして・・・・・・」


 西区都市立高校、三年A組の教室で、バーコード状に頭髪を残した中年教師が催眠術としか思えない抗議を垂れ流している。


 五年前、それはスターが初めて大規模に確認された日であり、そして大量の悲しみと今の人の在り方を生んだ日でもある。


 始まりは自由の国、アメリカ。当時多くの人口と活気を詰め込んでいたニューヨークのど真ん中で、一度に数百体のスターが発生。時をズラして次々に世界各地でスターの大発生が確認された。


 原因も要因も、そもそもソレが何なのかも一切不明。前触れもなく現れ人々を殺戮し地獄を顕現させる。当時呼称もなかったソレ「スター」に、発端であるアメリカを始めとして多くの国が翻弄されることになった。


「えー、変異体につきましては特殊な体構造により、当時の軍は的確な対応手段に事欠く状況でした。えーでは郷田君、それは何か、答えてください」

「うぇっ!?」


 隣の席で教科書に隠した雑誌から顔を上げ、慌てた声を上げる悪友に、遊はあきれた表情を浮かべながらも教科書の一部を指し示した。


 長身でがっちりとした体躯を窮屈そうに制服に包んだ郷田は「わりぃ」と小さく手を合わせると、雑誌を器用に引き出しに隠して何事もないかのように教科書を手に持った。


「郷田君?」

「いや、はい、大丈夫です! えーと、変異体・・・・・・通称スターは強靱な筋力に加えて強力な再生能力を持っており、また、生物で言う脳や心臓のように欠損したら致命的なリスクを負う部分が無いのが原因となります・・・・・・らしいです」

「教科書音読ありがとうございます。隣の高月君にお礼を言っておいて下さい。えー、雑誌なんて読んでないで、授業はちゃんと聞くように」


 教室がどっと笑いに包まれる。


 恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべて郷田が腰を下ろすが、教室の注目は郷田だけでなく手助けした遊にまで向けられ、居心地の悪い視線が遊に降り注ぐ。


「わりぃ、遊」

「・・・・・・勘弁してくれよ」


 逃げ場のない授業中。前の席でクスクス笑いを堪える冬実を恨みの籠もった目で睨みつけ、せめて気分だけでも逃げようと、遊は組んだ腕の中に顔を埋めた。


 郷田が手を合わせて軽く詫びるのが気配で伝わってくるが、知ったことではない。


 そんな二人の様子に向けられる視線は、退屈な講義の再開と共に呆気なく霧散し、直ぐに教室には質問前と同じ気怠げな空気が充満する。


 催眠術かと間違えそうになる声と鉛筆の音、時折混ざる欠伸の気配のみが支配する個室の片隅で、遊は密かに安堵の息を吐いた。


 五年前の事件。通称クリスマスの悲劇。世界でも有名な聖人の誕生をあざ笑うかのように起こったスターの一斉発生。


 研究員として生物学の権威であった高月夫妻は当時、アメリカの研究室に勤め、遊一人のみが日本で親戚の後見を受けながら暮らしていた。それが幸か不幸か、どちらかは分からない。


「今から帰る、クリスマスには間に合わせる」そう、母親らしい端的な連絡を最後に、両親はクリスマスの悲劇の喧噪に紛れ、この世からその痕跡を消した。


 当時、この事件での被害者はそれこそ運河のごとく及び遊の両親もその内に紛れ、必要以上に注目されることはなかったが、それは世間での話。


 遊たち家族を少しでも知る人は、その両親の死を知り騒がないなんて事は出来ようはずもなかった。


「大丈夫?」「負けないでね」そんな周囲の一見暖かな言葉。労るような視線。しかし、それは他人の不幸をゲージの外から眺めている、ソレこそまさに動物園の珍獣を眺めにくる観客に、遊には思えてならなかった。


 人からの注目、視線を浴びることに辟易し、毛嫌いするようになるまで、そう時間は必要なかったように思う。


 気がつくと、顔の隠せるパーカーを目深に被るのが普通になり、人との交流を積極的に行わないのが日常になった。


「まぁ、それでもいいんだけどね」

「なーにがいいんだって?」


 組んだ腕から顔を上げると、にやりと人好きのする笑顔を浮かべた郷田が、弁当箱片手に遊の机へと隣の席から拝借した椅子を寄せているところだった。


 周囲を見渡すとバーコード頭は既に消えており、教室には昼間の商店地区のような喧噪と、混ざりあった昼食の匂いが充満していた。どうやら気が付かないうちに授業は終了していたらしい。


「お前、今日弁当は?」

「それなら私が預かってるよ~」


 赤と青、二つの弁当箱を手に持った冬実も自分の椅子を反転させて会話に加わってくる。冬実の母親が選んでくれたその内の青い包みは、この五年で遊がよく見慣れたものだ。


「たまには顔見せに来いって遊に伝えてくれってさ、お母さんが」

「あ、うん、そのうちね」


 そのうちかぁ、と、苦笑いを浮かべた冬実から受け取った弁当箱は、まだほんのりと温たかかった。


「相変わらず冬実んとこのおばさんは苦手か。まぁ、それよか、さっきは済まなかったな、巻き込んじまってよ」

「ん、いや、いいよ気にしなくても」

「いーや、気にしなさい! 遊がそゆの苦手って知ってんだからさ! また遊のパーカーコレクションが増えちゃうじゃん」

「別にコレクションしてる訳じゃないから」

「えーでも遊、もう何着もパーカー持ってるよね」


 そりゃ、毎日着るものだから着替えのストックも必要になるというものだ。別にコレクションしてるわけじゃない。むしろ気に入った物を着たきりにする事も多い。


「せいぜい6着くらいだよ、そんなに多くもないんじゃない?」

「えー、そんなもん? もっとあるかと思ってた」

「それだけあれば充分」

「でもさでもさ、せっかく可愛い顔してるんだから、もっと顔出してさ、可愛い服着せたいじゃんか!」

「可愛い言うな!」

「たっははは、まぁ確かに遊は童顔だもんな。この前の映画、小学生料金だったのには腹筋が割れるかと思ったぜ!」

「お前もうるさいわ! 老け顔のお前とじゃなかったら中学生にはなる!」

「それは、自慢げに言うことか?」

「ほっとけよ・・・・・・」


 ほんと、もっと身長と年相応の顔が欲しい。


 クラス女子からの温かい眼差しが憎らしい。


「ははっ、まあいいじゃん。遊が童顔なのは皆受け入れてるんだし、諦めたら? ほら、そんな事よりこれ! 遊さっきの授業の最後、聞いてなかったでしょ?」

「そんな事で済まさないでよ・・・・・・」


 さりげなくトドメを刺してくる冬実を軽く睨みつつも渡された紙を受け取る遊。そこには今の時代、最も注意を払わなくてはならない内容が極めて事務的な文章で記載されていた。


「SSSに反応、西区の・・・・・・ここから近いな。ってこれ今朝のニュースの奴か」

「SSSって、変異体専用のセンサーか。やばいんじゃね?」

「って郷田、あんたは聞いてたでしょ」

「勿論寝てた!」

「まったくもう・・・・・・しょうがないから郷田も聞いてなさい」

「うーい」

「遊もいい? えっとね、さっき先生から説明あったんだけど、今朝のニュースでもあったスターがこっちの地域に近づいてきてるんだって。被害も結構出てるらしくて、私たちにも下校とか外出の時に警報とかだけじゃなくて、しっかり自分でも注意しておくようにだって」

「へえ、それって対策の奴ら動いてるの?」

「郷田、あんたって・・・・・・スターに襲われても知らないよ?」


 冬実の呆れをはらんだ視線に郷田が引き吊った笑顔で助けを求めてきている。それに遊は一通り目を通した紙を手渡すことで応えた。


「郷田、これ読めば分かるよ、多分」

「おぉサンキュ! 流石遊だぜ」

「全く調子のいい」


 冬実のつぶやきを意図的に遮断するごとく、紙面を読むアホの子郷田。漢字をちゃんと読めてるのか不安にさせる。いや、多分半分は読めてないだろう。


「事態に対応し、都市府はき、き・・・・・・」

「危急」

「それだ、それ急の判断をし、現地に対策員のはは、は・・・・・・」

「派遣」

「そうそう、それ遣を行うことを決定した! おお、なるほど」

「遊、まめね」

「なんか見てられなくて」


 さりげなく横から冬実が頭を撫でようとしてくるが、パーカーのフードをすっぽり被ることで防御する。


 不満げに少女が頬を膨らませるが、知らん顔で郷田の弁当からミニハンバーグを強奪して一口。


 冷凍ものにはない野暮ったい、しかし温かい家庭の味が遊の口内に染み渡る。


「ほぅ・・・・・・」

「ほぅ、じゃねーよ! 最後のミニハンバーグとっといたのに!」

「おふぇふぇいふぁ」

「飲み込んでから喋ろうね」

「ん・・・・・・んぐっ。うん、お礼は受け取ったよ郷田君」

「くっ、最後の楽しみを」

「ごちそうさまでした」


 最後のハンバーグで食べようと企んでいたのだろう。涙ぐんだ老け顔の友人は、やけっぱちで残った白米をそのまま口に放り込んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

リアクター 3号 @tabito54

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ