自分も捨て猫を拾って育てているので、思わず感情移入してしまいましたね。でも、切なすぎて胸が苦しくなる――というような内容ではなく、その他愛ない触れ合いから、元気が貰えるような作品でした。
激しい起承転結がなく、詩集を読んでいるかのように落ち着いた気持ちで読む事が出来る。風の描写などが上手く、窓を開けて本作を読んでみると更に作品の世界に没入する事が出来るかもしれない。