ギルド

如月白夜

第1話自分が変わるには?Ⅰ

命とは何か、人生とはどういうものなのか。人は、みんな平等であると言われるがそんな事はけしてありえない!

例えば、生まれつき体の不自由な者や貧乏な人金持ちな人そして才能のある人ない人こんなに差があって平等と言えるだろうか?

親に捨てられ拾われた先でも暴力を受けて生きてきただから少年は、平等という言葉が嫌いだった。

「こんな世界何が楽しいんだ」

「何か言ったか?」

「なんでもただの独り言だから気にすんな」

こんな世界早く終わればいい。俺の味方は、血の繋がらない妹の琴葉だけが家族の中で俺の事を気にかけてくれて信頼してくれた。その妹も最近死んでしまった。もうこの世界には、絶望しかない。

妹は、いじめに会っていたそうだ。何故いじめられていたのかまでは分からないでも妹は正義感の強い子だったから悪い方向に目立っていじめられたのかもしれない。

俺は妹に何かできたかもしれないのに何もしなかった。

「なぜいじめられたのか」それすら俺は知らない。

「鋼牙さんですよね?私は、琴葉さんと一緒の学校だった葵です。琴葉さんにはいじめられていたと頃を助けてもらってでもそのせいで琴葉さんがいじめの標的になってしまって私のせいなのに・・・もう・・・私はどうしたらいいか。」

「どうゆうことかわからないんだけど、助けられた?私のせい?どういうことなんだもっと落ち着いて話してくれ!」

妹がいじめられていたのは、この子葵を助けた事によって琴葉がいじめの対象になった。

自分が何もできなかったし何も知らなかった事にあきれている。妹を守ることのできなかった自分が心のそこから嫌いになった!

「葵さんだっけ君はもう帰っていいよそれから琴葉の事もう気にしないでいいから」

「でも私のせいなのに・・・」

「本当に気にしなでいいから」

鋼牙は、真実をしり妹のことを思い出し目に涙を浮かべていた。心に抱いた悲しみと怒りそして自分に対する絶望に耐える事ができずにやんでいった。

琴葉が死んでから数ヶ月がたったころ鋼牙のクラスに転校生がやってきた。

「俺の名は伊玖磨だ!だが覚える必要はないお前らと関わる気は無い、だから話しかけるなわかったな!」

「あいつ何言ってんの?」

「まーとりあえず座って一番後ろの席だ」

転校生伊玖磨転校初日の挨拶で「俺に関わるな」といったやつに関わる気は無いあいつも言ってたしな。

当然伊玖磨は、転校して来てから2ヶ月間ボッチだった。その日は、雨が降っていた突然伊玖磨が話しかけて来た周りにいた人達がどんどん離れていった。

「話があるちょっとこい3階の自動販売機のあたりで待ってるからな!」






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