第2章

月光の龍


第2章 強襲


「あの力はなんだったんだろう…」

弐代 龍(にだい りゅう)はつぶやいていた。

そう、先日の満月の夜、彼は不思議な力を感じていたのだ。

しかし、何も起こらなかったのだった。

彼に眠る能力が目覚めようとしていたがまだ目覚めのときではなかったのだ。


しばらく月日が流れ、平穏だった日々だった。

そして、満月の夜がやってきた。

龍は彼の体に秘めた「何かの」力を引き出そうとしていた。

またしてもエイリアンが現れたのだ。

龍は彼らを退治しようとしたら、周りには武器がない。

どう退治しようかと彼が悩んでいたそのとき。

どこからともなく声が聞こえてきた。

「あなたの秘めたる力を使って彼らを退治してください。」

龍は言われたように彼の秘めている力を解放しようと試みた。

彼の体に違和感を感じ、エイリアンが急に襲い掛かったそのとき。

彼の手から火炎弾が発射された。

あまりの威圧感を覚えたエイリアンらは

「オマエノノウリョクハスバラシイ。シカシアンシンスルナ。オマエニハジゴクガマッテイルカラナ。」

彼らはそう言い残してどこかへ消えていった。

それにしても、なぜ火炎弾を発射できるようになったのだろう。

彼はそう思っていた。


そして彼はエイリアンの言葉を思い出した。

「オマエノノウリョクハスバラシイ。シカシアンシンスルナ。オマエニハジゴクガマッテイルカラナ。」

「地獄が待っている…?もしかして、エイリアンより強い生物が来るのか?」

彼は恐怖感にのまれそうになりながらつぶやいていた。


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月光の龍 リュウメイ @RyuuMey

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