月光の龍

リュウメイ

第1章

月光の龍


第1章 序曲


~昔あるところに 龍となりゆし 青年がいた~

~ある日 何者かが 世界を破滅しようとした~

~青年は 龍となり 世界を救った~

~その青年の活躍により 世界の破滅は 免れたのだった~


西暦20××年

近代社会となった日本では、奇妙な出来事が起こっていた。

それは、地球では生息していない未確認生物が次々と人々たちを襲っていった。

彼らは、手からレーザーのような光線を人間に放つ不思議な能力を持っていた。

彼らは「エイリアン」と呼ばれた。

そのため、警備が強化されていった。


そんな日本に住んでいる、弐代にだい りゅうは、龍徳りゅうとく高校2年生。

彼の性格は、温和で大人しい。誰とでも仲良くしていた。

彼は伝説上の生物「龍」に変化できるのではないかと、周りでささやかれていた。


ある日のこと…

化物エイリアンが学校に侵入してきたぞー!!」

教師が叫んだ。しかし生徒たちはあわてていてパニックに陥っていった。

エイリアンが校庭までに侵入していたのだ。

そこで龍は武器となるものを持ち、校庭へ出た。

「おい、龍!気をつけろよ!!」

校舎から大勢の声が聞こえていた。

龍はエイリアンと戦っていた。

エイリアンのレーザーは、龍になかなかあてられない。

そう、彼は疾風の如くレーザーを避けていたのだ。

エイリアンは降伏し、逃げていった。

学校は一時的に安全の状態を取り戻した。

「龍、すげえなぁ」

「たいした神経の持ち主だよ」

生徒たちが龍に集まって言った。


その満月の夜のこと…

龍は外に出た。

彼は何か不思議な力を感じた。

その力を解放しようと試みたが、変化はない。

「一体何だったろう…」

龍はつぶやいていた。


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