第4話 過去

 俺の名前はミート。28歳ニート仕事経験無し、彼女なし、友達も当然ゼロ。子供の頃いじめられてこの世界に絶望し、仕事もしないでゲームをしている。

 今日も漫画喫茶にネトゲをしに行って、今帰ってると途中だ。「今日の空はすこし赤いな」そう思いながら陸橋を降りていたら、後ろから誰かに押されてしまった。「えっなんで」俺は思わず声に出してそう言ってた。階段から落ちている途中に様々な過去が思い出してくる。そこには子供の頃の俺が映っていた。

「おい、ミートお前なんで学校来てんだよ」

「臭いんだよ」

俺の机を見ると花瓶がおいてあった。子供の頃の俺は泣いていた、俺は何もできずにただ泣いていた。あぁ、これが走馬灯か、俺が死んでも誰も悲しまないだろうな。ピンさん俺もそっちに行くよ。そう思ったとたん、すごい光で俺は飲み込まれてしまった。頭の中に光が入ってきて、意識を失ってしまった。「うんぁーーん」俺は目を覚ました。少し頭が痛い。もしかして俺は異世界に飛ばされたのか・・・。俺はそう思って、周りを見渡すとすぐ近くにさっきの陸橋があった。俺は落ちて寝ていただけか・・・と俺は思った、でもこの陸橋新しいぞ、近くに昔潰れたはずの駄菓子屋があった。そこには子供の頃の俺がいじめっ子と一緒にいた。

「おいミート、ちゃんと金持ってきたんだろうな!」

「昨日たけし君にあげたお金で全部だよ」

「っふざけんな!なんでもいいから金をもってこい。ぶっ飛ばすぞ」

そんな会話が聞こえてきた。子供の頃の俺は泣きながら家に帰っていた。俺は思った、なぜ俺が過去に飛ばされたのか。なぜこの時代なのか。俺は考えた、考えて出た答えはこうだ。【俺は子供の頃の俺を助けるためにこの時代に来た】でもどうやって助ければいいんや。いじめっ子をボコしていじめをやめさすか?いやダメだ俺が捕まってしまう。昔の俺の教師にいじめられていることを言うか?いやダメだ俺コミュ障だから人と喋れない。

「じゃあどうすればいいんや」、俺は大声で叫んだ。近くには女の子が遊んでいる。もういいやっと俺は思って、女の子をビルの隙間に連れ込んで、あんなことやこんなことをした、30分ぐらいで警察が来て俺は捕まってしまった。あれから5年、俺は刑務所暮らしをしている。ここはいいところだ、友達もできて、仕事も与えてくれる。俺は過去に戻ってきて良かったっと思った。

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短いお話 @tesup

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