第10話 日焼けした肌と6枚に割れた腹筋と
ともかくも当時(16年前)のダイエットは徹底していて、
ダイエットというよりも肉体改造に近かったのかな?
基本的に食べ物はところてん。
そういえばところてんってなぜ「心太」と書くのだろう。
「心」は「ところ」と無理すれば結び付けられなくもないが、「太」を「てん」とはなぁ…。
ここにも量子トンネル的エピソードや、
語るも涙、聞くも涙的な深イイ逸話があったりするのだろうか?
ともかく、ところてん、である。
これは意外とお腹に溜まるというか、溜まらないというか、
何を言いたいんだかさっぱりわからないだろうが、
そういう感じの食べ物で、
部屋で食べるのはもちろんだが、
外で甘味屋などでこればかり食べていた。
意外と美味いし、後述するが、あの酸っぱさ(三杯酢!黒蜜はNG)が良かった。
そして前話で記したようなことの他に、
部屋では暇さえあれば筋トレ。
腹筋ローラーだっけ?タイヤにグリップがついてるやつ。
あれをひたすらやった。
昼間は屋外プールにできるだけ通って、
最低でも1時間はウォーキングするように心がけた。
それもなるべく速く。上半身(腕含む)の力は使わずに下半身の力でもって。
そんなこんなで夏休みが終わりを告げる頃、
(世間的に、の意味。それ以上は訊かないのが武士の情けだよ)
私の身体は、真っ黒に日焼けして、腹筋は6枚に割れ、
肩から胸にかけては筋肉のパットがついていたのだ。
知人曰く「どうしたいの? AV男優目指すの?」
第11話に続く……
おっさんのダイエット カントク @entranador
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。おっさんのダイエットの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
えの暮らし/江野ふう
★36 エッセイ・ノンフィクション 連載中 38話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます