ゴージャスでドラマティックな文体で綴られる、耽美な暗黒童話…… そんな「午後王」の章を、散文詩を鑑賞するように味わっていき、ため息をついて「昼下がりの少女」の章に移ると…… 文体と構成の妙が感動を倍…続きを読む
オスカー・ワイルド。耽美主義の創始者にして劇/童話作家。アイルランドに生まれ、「芸術のための芸術」を標榜し、みずからも最大の芸術家として君臨した、英文学界の巨星である。 まず今作を初読したとき、…続きを読む
ひととどう接するか。どう見えるか。結局のところそれを定めるのは距離であって、その範囲から外れたものに真意など見えない。ということなのでしょう。
荘厳で幻想的な雰囲気で一国を支配する午後王の顛末を語る前半と、後半の妖魔の主観の語りが魅力的でぐっと惹きつけられる作品でした
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