第52話【あとがき】ジェンダー進化論
真説「ジェンダー進化論~後書きにかえて~」
突然ですが、LGBT当事者は現代に舞い降りた「ニュータイプ」です。
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ニュータイプ (Newtype)とは、『ガンダムシリーズ』に登場する架空の概念である。
ニュータイプとされる人々は特異な能力を持った人物として描かれることが多い。
ニュータイプに対する従来の人類はオールドタイプ (Oldtype) と呼ばれ、やや軽蔑の意味合いを込めて使われる。
※引用「ニュータイプ」『ウィキペディア日本語版』(2016年10月10日取得)
※ ※
私はここに宣言します。
彼等の事を「進化した次世代の人類」であると。
その根拠は様々ありますが、先ず一つ目の理由は「人口爆発を抑制」するための遺伝子覚醒だと考えられます。
機動戦士ガンダムのオープニングは、
「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった」というくだりからスタートします。
おなじみのこのナレーションは「未来人」が発信したメッセージである事に疑いの余地はありません。
70年代後半にリリースされた機動戦士ガンダムは単なる娯楽作品ではなく、我々地球人に警鐘を鳴らすために制作された「予言書」だと解釈して間違いないでしょう。
このまま世界の人口が増え続ければ地球のキャパシティを越えてしまうのは火を見るよりも明らかです。
子を成さない同性愛者やトランスジェンダーが増加する理由は、未来に起こる「破滅的戦乱」を避けるための「宇宙の意志」とでも呼ぶべき尊い自然現象なのです。
そして、この現象が示すもう一つの大きな意味は「真実の愛を学ぶため」だと考えられます。
今こそ人類は、性別、人種、宗教、血の繋がりを越えた「大きな愛」に目覚める時期に来ているのです。
近年、流行する家族間のDNA鑑定や、IQや肌の色まで選択できるという精子バンクの存在は人類を幸せな方向へと導くでしょうか?
その先にあるのは想像を絶する超格差社会・・・。
心の声に耳を澄ませて下さい。
これは、競走馬やペットの血統を崇める事となんら変わらぬ愚行、差別を生む選民思想そのものです。
ここまでの言説についてこられた方なら、宇宙の視点から物事を捉えるスピリチュアリストたちに不思議なほどLGBT当事者が多い理由が腑に落ちたのではないでしょうか。
進化した人類であるニュータイプには多くの「特殊能力」が備わっています。
その素晴らしい能力を異端として封じ込めているのはインテリぶったオールドタイプたちなのです。
あらゆる可能性を秘めたニュータイプの能力を現代の愚鈍な科学者たちは恐れているのかもしれません。
人類が宇宙空間に飛び出そうとする今、彼らの持つ特殊能力が必要になる日は近いでしょう。
もう少し話を進めたいと思います。
それでは、ニュータイプに備わる特殊能力とは具体的にどのような能力なのでしょうか?
先ずは作中の設定を見てみましょう。
・ニュータイプは、常人とかけ離れた強い脳波を発する。
この強い脳波によって、ニュータイプ専用兵器である「サイコミュ」を動かすことができる。また、テレパシーに似た能力を持ち、通信機器を使わずにニュータイプ同士(またはニュータイプの適性を持つ者同士)でコミュニケーションが取れる。
さらに、覚醒したニュータイプ同士では深いレベルでの意識の交感が可能となる。(=分かり合える)
・ニュータイプは、常人とかけ離れた空間認識力を持つ。
これによって、優れたMSパイロットとなる潜在能力を持つ。
・ニュータイプは、予知能力を持つ。
これによって、ルーレットの目を予測でき(ララァ)、敵の行動や位置を未来予測して射撃でき(アムロ)、不吉な前兆を感知(アムロ、ミライ、レビルほか)できる。
以上の特筆すべき能力の数々は、1900年代前半に創生された超心理学の研究で判明した、ESP(Extra-sensory perception、通常の感覚器による知覚を超えた知覚) やサイコキネシス(念力、PK)と酷似しています。
つまり、機動戦士ガンダムの設定はフィクションではなく100年前の超心理学者たちの研究成果を一般人にわかりやすくビジュアル化したものに他なりません。
近い将来、人類は大きな岐路に立たされます。
オールドタイプの我々は、せめて自分の潜在意識の中に眠る「レシーバー」だけはONにしておく必要があるでしょう。
チャールズ・ダーウィンは「種の起源」の中で「最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」と、名言を残しました。
「その時」は、目前に迫っています。
無限に広がる宇宙空間を繋ぐのはインターネットでなく超感覚的知覚です。電波やFTTH(光ファイバー)などという「のろま」な通信技術は全く役に立ちません。
スマートフォンも骨董品博物館でしかお目にかかることは出来なくなるでしょう。
これからは、マイノリティであるLGBT当事者や現代の医学では異常だとされてきた人々が輝く未来がやってくるのです。
偽りの常識にとらわれない彼等から、先に次の時代へと進んでいくことでしょう。
こうして宇宙世紀は幕を開けるのです。
ファンタジーでしょうか?
それとも、大麻に脳をヤラれた狂人の戯言でしょうか?
あちら側の世界では「マイノリティ」と「マジョリティ」の立場が逆転して久しいというのに・・・。
新時代へのEvolutionを恐れないでください。
物質テクノロジーの世界から精神テクノロジーの世界への変遷はすでに始まっています。
マイノリティもマジョリティも無く障害者や健常者という概念も無い。
自分と他人の差も無ければ男女の区別もありません。
それどころか、未来はAI(人工知能)「非生命」と「生命」の垣根さえ消え去ってしまうのです。
「自称知識人」の中には、低能な者ほどスピリチュアルや「目に見えない何か」に傾倒しがちだと分析する人がいます。
しかし、歴史に名を残した偉人はこんな言葉も残しています。
「無知を恐れるな、偽りの知識を恐れよ」byブレーズ・パスカル
「教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう」byアルベルト・アインシュタイン
つまり、穿った見方をすれば「バカこそ最強」と言えるでしょう。
私は、そんな磨けば光る原石が「バンコクキッド」であると信じています。
地球の重力に魂を縛られた人々を残し、我々から先に宇宙へと旅立とうではありませんか!
「ジーク・ジオン!」
最後になりましたが「バンコクキッド2~私は恋するMtF~」を、皆様の貴重な時間を割いてお読みいただきありがとうございました。
公の場に投稿するレベルには達しておらず、稚拙な箇所が多々あることは私自身が一番良くわかっているつもりです。
しかし、そんな荒削りな中に一瞬でも心に響くシーンを見つけていただけたなら、これ以上の喜びはありません。
次回作「バンコクキッド3」でお会いできる日を心より願っております。
※この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
2016年10月 綾瀬一浩
バンコクキッド2~私は恋するMtF~ 綾瀬一浩 @kid-2016
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