薫りたつわ 青い桜
朱桜羅
第1話 心の内側 誰が味方
いつも思うけど人間やし、しゃーないかとか
想うけどどうなんかなーって感じ。
人間って優しくて酷い
みんな口だけになりたくないし
嘘つきたくないって想いながら
狂ってる
笑顔とか心とか言葉にならないものを
ぐちゃぐちゃの紙に殴り書きしながら
綺麗な額に収めて沢山飾ってるのを観てると
全部壁から剥がして
粉々になるまでぶっ叩きたくなる
真実は自分の体に流れてる血液より
冷たいのかなとか
不安になるとたまにおもう。
なんか寂しくなっちゃう
私も笑顔だけど目が死んじゃいそーな時もある
理解してくれってはじめから思ってない
他人だからわかるわけもない気がする
愛とか恋とかキメて遊んでたら
ずっと真っ直ぐの道を
走ってるみたいに感じる
感覚も鈍るしつぎの日もだるい
頭痛と酒の香りと気の利いた音楽
生ぬるい風
最高に好き。吐き気で目覚める
90年代のビートを感じながら
頭の中で自然に韻をふんでゆく
優しいメロディーも泥臭いドラムもスネア
心臓を刺すキックもすき。
また、朝が来ていた。
制服を着ながら
スカートについた白
いシミを洗面所で洗い流した。
14歳の朝
薫りたつわ 青い桜 朱桜羅 @shuzakurara
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。薫りたつわ 青い桜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
こころ/hiroki55
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 38話
ことばを置いていく/つきのひかり
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
母親へ/hiroki55
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 58話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます