薫りたつわ 青い桜

朱桜羅

第1話 心の内側 誰が味方

いつも思うけど人間やし、しゃーないかとか

想うけどどうなんかなーって感じ。


人間って優しくて酷い


みんな口だけになりたくないし

嘘つきたくないって想いながら

狂ってる


笑顔とか心とか言葉にならないものを

ぐちゃぐちゃの紙に殴り書きしながら

綺麗な額に収めて沢山飾ってるのを観てると


全部壁から剥がして

粉々になるまでぶっ叩きたくなる


真実は自分の体に流れてる血液より

冷たいのかなとか

不安になるとたまにおもう。


なんか寂しくなっちゃう


私も笑顔だけど目が死んじゃいそーな時もある


理解してくれってはじめから思ってない


他人だからわかるわけもない気がする


愛とか恋とかキメて遊んでたら


ずっと真っ直ぐの道を

走ってるみたいに感じる


感覚も鈍るしつぎの日もだるい


頭痛と酒の香りと気の利いた音楽


生ぬるい風


最高に好き。吐き気で目覚める


90年代のビートを感じながら


頭の中で自然に韻をふんでゆく


優しいメロディーも泥臭いドラムもスネア

心臓を刺すキックもすき。


また、朝が来ていた。


制服を着ながら

スカートについた白

いシミを洗面所で洗い流した。


14歳の朝
















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薫りたつわ 青い桜 朱桜羅 @shuzakurara

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