光のきえざるさきに、煉獄で

作者 へるま

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★★★ Excellent!!!

 オーストリア、世紀転換期ウィーンの歴史や、建築に対する見識はもちろんのこと、哲学、美学、宗教学など、造詣の深さに圧倒されながら一気読みしました。カクヨムで一気読みしたのは初めてで……えっ、何で、レビューも評価もこんなに少ないの!? というのが本音です。わたしもお気に入り登録だけしてずっと手を付けていなかったの惜しすぎるもっと早く読めばよかった……。まわりにめちゃめちゃ勧めていきたい所存……。当時の退廃を踏まえた各位の関係性、ストーリーもキャラクターも機知に富み大変面白く、ウェブで読むのは勿体ないクオリティでした。本で読みたいですね。多少なりとも歴史に通じていないと取っつきにくい印象はありましたが、ミステリ(+恋愛)として十分楽しめると思います。最終盤の展開は個人的には手に汗握りました。ネタバレになるので書けないのがとても残念ですが、美術史の学徒だった人間としては、そこで! その伏線!! と叫びました。レビューを書きながらおのれの貧困な語彙と表現力にうんざりしていますが、素晴らしかったです。素敵な作品をありがとうございました。