詩
切符
君は何をしたいんだい?
問われたぼくは手を差し出した
異界の切符 君がくれた
得たそれの引換券は
役立たずのそれ
拭いたい痛みはずしりと重く
差しのべられた君の手には
熱さと寒さが同居している
君に引っ張られた腕は
いつかちぎれそうな気がした
ぼくの足は加速していく
この声よ、届くのならば
大切な君に届けてくれ
渾身のぼくの叫びを
いらないものなんてなかったんだ
気がつけたんだ、やっと
届いてくれ、ぼくの思い
ぼくもきちんと受け止めるから
さあ、一歩
前に進もう
書きなぐりノート 三池ゆず @mnmnmo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。書きなぐりノートの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます