究極のエナジードリンク

葱奴

第1話

「これが究極のエナジードリンクか…」

私の目の前には白い液体が入った茶色い瓶が置いてある。

町の外れで変な行商人が売っていたのだ。

最初は半信半疑だったが、マイケルジャクソン似の青年がポールマッカトニー似の行商人から手渡されたこのドリンクを飲むと、ボブ・サップ似のおじさんを腕相撲で負かせるほど強くなっていたのだ。

これは本物に間違いない!。

一本20ドルと値段は少し張ったが、その価値はある。

これさえ飲めば自分もムキムキになり、女の子にモテモテになりウハウハなのだ!

高鳴る胸を抑えつつ、瓶のフタに手をかけたのだが…

「フタが固くて開かない…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

究極のエナジードリンク 葱奴 @negidon33

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る