これはリアルか? 夢か? 夢想と現実が交錯する、不可能犯罪ミステリー

美しき女刑事――斑目壬澄と『犯罪王』を名乗る少年――森屋帝司郎によるミステリー小説。

このミステリーの最大の特徴は、超常犯罪なる不可能犯罪が存在するという事。
こういった未知の犯罪はミステリーではタブーと言われている。理由はそんなのがあったら何でも出来ると。
しかし読んでみたらどうだ――ただ超常犯罪に頼っている訳ではない。それはあくまでちょっとしたアクセント。むしろそのアクセントがある事で、一連のストーリーが夢想のような空間を醸し出してくれる。

読むとそう感じて、何と言うか不思議な感覚を与えてくる。その不思議さを味わおうと、続きを求めたくなる衝動が感じられる。そう思わせる作品です。

後最後、オネショタ(壬×帝)はええぞ?

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