背中合わせ…?

わたしが割当てられたのは、華澄ちゃんと背中合わせで走るというもの。


“うん?背中合わせ…?

ということは横走り?

華澄ちゃんのスピードに付いていける訳ないし、足下悪いから無理したら絶対コケるよね…。(泣)”



『華澄ちゃん、あの…。』

「はい…?」

『あそこまで差がついちゃってると、もう逆転は無理だし、5番手に上がるのも無理だと思うんだよね…。』

「はい…そうですね。」


『ということで、わたしに任せてもらっていい?』

「任せる…?」

『練習ゼロだし、華澄ちゃんのスピードには、わたし付いていけないと思うから…。』

「……。」



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風のように走れ モグタン @mys-love

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