なかなか情報量が多いですが、キャラクターの個性を立たせた上で、そのキャラクターたちの言葉として説明してくれるので、ダレたり退屈したりすることなく読み進めることができました。
また、登場人物の多くは自分流の、唯一無二の能力を有しているわけですが、その能力とキャラクターの相性を合わせているのがこれまた見事です。
やっぱりキャラ立ては大事だなあ……。
その上でこれだけのバトルアクションが展開されたり、一人一人の『生きることへの執着(悪い意味ばかりではなく)』がひしひしと感じられたりと、大変読み応えのある作品となっています。
大変勉強になりました!
ありがとうございます(^^)
壮絶ないじめを受ける主人公の十文字優紀は、ある日死んだはずの兄と路上で出会う。同時に彼はエンマ大王とも会うことになるが……。
まず、かなりくだけた感じのエンマ大王の登場に驚く。しかしながらエンターテインメントを好むという現代にマッチしたキャラ設定で好感度大。
だってエンマ大王が「『デッドマンズ・フェスティバル』開催だっ」とか言っちゃってますからね(⌒∇⌒)
そして始まる『デッドマンズ・フェスティバル』――通称『Dフェス』ですが、かなり作りこまれている世界観が、弥が上にも興趣をそそる。特に『霊具』なるものが肝でして、少年誌を思わせる能力バトルが熱い熱いっ(>_<)
果たして十文字優紀は、兄の剛我と共に『Dフェス』を勝ち上がっていくことができるのか――。
皆さまも是非、彼の活躍を応援しようっ(⌒∇⌒)
[とりあえず第一章までのレビューとなります]