参考になる啓蒙書です。
誰もが気軽に(見た目だけはそれっぽい)小説を書けるようになった現代で、かつてない程に自称小説が溢れる状況を生み出す片棒を、確かに私は担いでいます。WORDを使って1年前に初めて自称小説を書きました。そして、カクヨムに飛び込みました。
最初は自惚れていたんですが、今は趣味と割切り、自分の好みで書いたら、世間からどれ程の共感を得られるものか?を確かめる実験のつもりで投稿しています。
自分の浮き上がり具合を思い知らされた最近は、我ながら冷静だと自賛しているのですが、だからこそ、本作品に書かれた内容が頭に浸透してきます。
星幾つにしようかと悩んだのですが、星評価に意味が有るのか?という気がしますので、中庸の2つにしておきます。
始めて小説を書いたはいいけど、それを推敲する方法が分からない……という方、お薦めのエッセイです。
本作は「推敲をする為の段取りと手順」が、非常に丁寧に解説されています。特に文章を見直す際の重要箇所、小説を小説足らしめている要素とは何か? など、基本中の基本ですが、とても大事な事が記されています。
まずは本作を読みながら、自分の原稿を眺める事をお薦めします。そうすると色々な物が見えてくる事でしょう。実際自分もそうでした(笑)
非常に勉強になる事が満載ですので、これからも小説を書き続けたいと強く思う方は、目を通しておくべきエッセイだと思います。お薦めです。