魔術を無効化する結界って……最強?

完結まで読ませていただきました。
最後まで読んで思ったのは、まさしく七四六明さんの作品だな、ということでした。
『神殺しのロンギヌス』のミーリのように、主人公である六錠扉も強い。
昨今に見るラノベの主人公ぐらい強いです。しかし、七四さんの作品の特徴は、登場人物が最強を醸し出しているにも関わらず、その人間性やキャラクター性が損なわれていないところです。
この主要登場人物の数で、二つの物語の山を越えるのはとてもすごいと思います。読んでるこっちとしても混乱せず、満足させられました。
また、次へと続くことのできる物語構成、お見事でした。

ただ、エースコンの影響もあって、文字数を抑えようとしたのか、『神殺しのロンギヌス』よりも展開や描写が少しだけ寂しい気がしましたので、☆2にさせていただきます。
続編、期待しております。