男は元は才気あふれ将来を期待されていたが、いまは出世街道から外され、伝染病の感染経路を探る仕事をしていた。その男はある日、街の通りで一人の少女と出会う。その少女は自分を皇女と名乗り、家出してきたのだと語った。少女に脅迫され、しぶしぶ逃避行に同行することになった男。一方、国のいずこかで、正体不明の奇病が蔓延していく。更新分はまだ物語も序盤ということですが、丁寧な物語展開にもかかわらず登場人物たちの語り口はどこか軽妙で、男と少女の掛け合いも楽しい作品です。続きを楽しみにしています。