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    2014年に書き上げた小説だったんですね。
    どこかに応募した作品なのでしょうか?
    児童文庫でも充分通用する内容だと思うので、今一度どこかへ送ってみるのも手だと感じました。
    もちろん家々さんの意向が一番大切ではありますが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    また、先日は心のこもった温かなレビューをいただき、感激しております。
    魅力的な作品を書かれる方は、やはり魅力的なレビューも書かれるのですね。。
    織田さまのカク・ヨムの両刀っぷりがまぶしいです。
    このたびは本当にありがとうございました。

    実はもうひとつとともにラノベ系の賞に送りまして、結果はお察しです( ˘ω˘ )
    もうひとつの方で奇跡的にいただけたコメントシートは今でも記念にとってありますが、選考スタッフさんって大変なんだろうなあと思いました(小並感)

    児童文庫への応募も考えたことはあるのですが、レーティングの面で悩んでそれきりです…。
    もし近いうちに機会があれば、挑戦してみようと思います。
    きっかけをいただき、ありがとうございます!

    編集済
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    ロボット。未来の技術と世界。クローン。白紙の世界。
    次々と明かされる「世界の真実」に、何度も何度も唸らされます。
    この箱庭を生み出した創造主が、具体的にどんな技巧を用いたのかは語られておらず、そこが引っかかっていましたが、きっと未来に発明される超技術なのでしょう。
    被創造物である主人公たちが、予定調和の世界から自由を求めて反旗を翻すとき、どうなるのか。
    創造主であるあの人は、心を開き、自由を認めてくれるのか。
    創造主がこんな世界を作った原因……変化を嫌う元凶の詳細が漠然としか語られておらず、具体的な出来事をもっと知りたいと感じました。さて、それは次回の最終話で語られるのか。

    テーマとしては、閉鎖空間から外へ脱出する、という王道の内容ですが、切羽詰まった物語のはずなのにどこか牧歌的な、童話世界の柔らかさと知性を感じさせますね。
    家々さんの人柄や独自の感性に脱帽です。

    作者からの返信

    引き続きコメントいただき、ありがとうございます!

    >どこか牧歌的な
    「緊張感・緊迫感がない」という指摘でもあるかもしれませんが、そういう雰囲気を少しでも感じてくださったのならうれしいです。

    余談ですが、悪意を持たない人たちが住むのんびりとした小さな世界というのは、書いていた私にとって当時とても癒しになりましたし、こういう雰囲気が好きな誰かがいつかふと目をとめてほのぼのしてくれればいいな、という思いもありました。
    自分と同じような誰かを励まそうとして書きながら、本当はとても独りよがりなんだと思います。
    箱庭を作ったあの人と同じように。

    いくつかあったテーマそれ自体は、ちっぽけなものばかりでした。
    自分の好きなものもあれこれと詰めこみましたが、箱庭のお話らしく、スケールもとても小さいです。
    それでも、少しでも楽しんでいただけた部分があったとすれば、うれしい限りです。

    いまさらですが、こんなある意味で気ままな過疎作品にまでお運びくださるとは、織田さまのただものじゃなさに驚きです。
    どうぞご自愛ください!

    編集済

  • 編集済

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    この作品を読み返すのは何度目だろう……。
    ぜひ児童書として読みたい、全ての青少年へ向けた幻想文学。
    いくつか(個人的に)腑に落ちない箇所があったので、時間を置いては拝読し直しております。

    閉ざされた村、同じ出来事を同じように繰り返す一年。
    完璧なサイクルで平穏な毎日を送っていたはずの彼らに転機が訪れたのは、毛糸の帽子という「異分子」が紛れ込んだから。

    外の世界には何があるのか。
    なぜ村はこんな生活を反復しているのか。
    一部の、村の外へ出る許可を持っている人たちは、そこで何を見ているのか。
    遠くにあるという「都」には、何があるのか。

    仕組まれた謎、少年たちのストーリーテリング、日常生活に溶け込ませた巧妙なギミック。

    純粋に非常に面白いです。
    (出だしが純文学めいた冗長な語り口のせいで、エンタメとしては若干スタートダッシュに失敗している気もしますが)読者へ「続きが気になる」と思わせるすべを心得ていらっしゃる。
    タイトルも素晴らしいですね。村が閉ざされた、画策された箱庭空間であることを如実に提示していますし。

    今度こそ、この壮大な作品を読み解きたいと意気込んでいます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    私にとって思い入れのある作品なので、丁寧なご感想・ご指摘をいただけてとてもうれしいです。

    織田さまの「いくつか(個人的に)腑に落ちない箇所」は、物語中で解消できているかなと不安です。
    登場人物たちの問いにはできる限りなんらかの形で答えたつもりではあっても、第四の壁から何が飛んでくるかわからないあたり、私の技量不足を痛感します。
    とはいえ、読み解いてくださる方がいるというのは本当にうれしいことです。
    それがあの織田さまとなると…:((゚ω゚)):

    冗長さは私自身も悩んでいた部分です。。
    ハードボイルドな文章が好きなのでそちらに近づけたいのですが、いまだに治らないですね。
    どちらかというと技量以前の性格の問題というか、不安と不信が根強い、言い訳じみたコミュ障な書き方です。
    矯正への道のりはまだまだ長いです。。

    編集済