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」への応援コメント

  • ロボット。未来の技術と世界。クローン。白紙の世界。
    次々と明かされる「世界の真実」に、何度も何度も唸らされます。
    この箱庭を生み出した創造主が、具体的にどんな技巧を用いたのかは語られておらず、そこが引っかかっていましたが、きっと未来に発明される超技術なのでしょう。
    被創造物である主人公たちが、予定調和の世界から自由を求めて反旗を翻すとき、どうなるのか。
    創造主であるあの人は、心を開き、自由を認めてくれるのか。
    創造主がこんな世界を作った原因……変化を嫌う元凶の詳細が漠然としか語られておらず、具体的な出来事をもっと知りたいと感じました。さて、それは次回の最終話で語られるのか。

    テーマとしては、閉鎖空間から外へ脱出する、という王道の内容ですが、切羽詰まった物語のはずなのにどこか牧歌的な、童話世界の柔らかさと知性を感じさせますね。
    家々さんの人柄や独自の感性に脱帽です。

    作者からの返信

    引き続きコメントいただき、ありがとうございます!

    >どこか牧歌的な
    「緊張感・緊迫感がない」という指摘でもあるかもしれませんが、そういう雰囲気を少しでも感じてくださったのならうれしいです。

    余談ですが、悪意を持たない人たちが住むのんびりとした小さな世界というのは、書いていた私にとって当時とても癒しになりましたし、こういう雰囲気が好きな誰かがいつかふと目をとめてほのぼのしてくれればいいな、という思いもありました。
    自分と同じような誰かを励まそうとして書きながら、本当はとても独りよがりなんだと思います。
    箱庭を作ったあの人と同じように。

    いくつかあったテーマそれ自体は、ちっぽけなものばかりでした。
    自分の好きなものもあれこれと詰めこみましたが、箱庭のお話らしく、スケールもとても小さいです。
    それでも、少しでも楽しんでいただけた部分があったとすれば、うれしい限りです。

    いまさらですが、こんなある意味で気ままな過疎作品にまでお運びくださるとは、織田さまのただものじゃなさに驚きです。
    どうぞご自愛ください!

    編集済