カクヨムコン9がはっじまっるよーっ!

 ついに運営からお達しが来ましたね(※執筆時)。そう、毎年恒例の年イチ巨大イベント『カクヨムコンテスト』が始まりのゴングを鳴らしたのです。カーン!

 全てのカクヨムユーザーを戦慄させると言っても過言ではないカクヨムコンテスト、この冬でついに9回目を数えるのですね。

 コンテストから始まったカクヨムですから、やはり概要の発表があると感慨深いものがあります。アレからもう8年か……(遠い目)。


 第9回カクヨムWeb小説コンテスト

 https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_009


 今回のカクヨムコン9ですけど、前回のカクヨムコン8とそこまで大きく変わっていないように見えます。カクヨムからのお知らせを読むと、変わったのは以下の点。


 カクヨムコン読者まつりを同時開催。 応募受付期間・読者選考期間の開始・終了時刻の変更。『カクヨムプロ作家部門関連賞』がリニューアルされ『カクヨム1日ひとりじめ賞』など4賞を追加。恋愛部門の説明文をより分かりやすくブラッシュアップ。映画・映像化賞に佳作を追加。

 短編賞の募集部門を『短編小説部門』『エッセイ・ノンフィクション部門』に変更。短編賞の文字数制限が400字以上1万字以内に。短編賞に文芸作品にフォーカスした『円城塔賞』を追加。 更に『最多読者賞』『読者開拓賞』を追加。


 変更点の一番最初に『読者まつり』を挙げている事から、今回は読み専の人にも沢山読んでもらってレビューを書いてもらおうと言う意図が読み取れます。読んで感想を書けばご褒美をもらえるかもと言うのは、割といい人参になるのかも知れません。


 スコッパー賞(1名)正賞:記念品  副賞:賞金10万円

 受賞作品に対して、複数以上の文字ありレビューを投稿したユーザーの中から受賞を的中させた作品数とレビューの内容を複合的に評価して選出。


 最熱狂賞(各部門1名)正賞:記念品  副賞:アマギフ5000円

 中間選考を突破した作品の中で、読者選考期間中に投稿された文字ありレビューの数が最も多い作品が対象。


 最熱狂レビュー賞(各部門1名)正賞:記念品  副賞:アマギフ5000円

 最熱狂賞を受賞した作品に対するレビューの中から、応援の熱量の高さや小説の魅力を伝える表現の豊かさなどを複合的に評価して選出。


 特別審査員賞(プロ作家部門除く各部門3作品)正賞:記念品  副賞:アマギフ5000円

 各部門の特別審査員が推したい作品を選出。受賞作品は最終選考にノミネートされ、特別審査員による推薦コメントと共に最終審査で選考委員が審査。


 特別審査員賞は読み専の人がもらうものじゃなくて、特別審査員が面白いと思った作品に賞が与えられるもので『読者まつり』と言われると微妙なところ。それ以外は目利きの熱量を持ったレビュワーにチャンスが与えられたと言う事ですね。これは熱いぜっ!


 受付期間の変更ですけど、応募期間も読者選考期間も今までより1日締め切りが延びただけです。そこまで気にするほどのものでもないかな。ただ、何故1日伸びたのでしょうね。色々関係各所とのやり取りでそうなったのかしら?


『カクヨムプロ作家部門関連賞』のリニューアルは、前回がいい感じだったのでその範囲を増やした感じなのでしょうか。


 カクヨム1日ひとりじめ賞(1名)正賞:記念品 副賞:300,000リワード

 読者選考期間中に最も多くの読者の支持を集めた作品に授与。受賞者は以下の権利を獲得。

 ①カクヨム公式X(ツイッター)での投稿

 1日限定で3ポストまで投稿可能(内容はカクヨム運営が事前に確認)。

 ②1日限定でカクヨムTOPページの最上部の三連バナー掲載(バナー画像はカクヨム運営が準備)。

 ③特集ページでの自作紹介(1回のみ)自作に投稿されているレビューの中から受賞者が選んだ4つのレビューを掲載。


 上記3つの特典より、個人的には30万リワードが大きい気がします。プロなら大した金額でもないのかもですが。後の3つの賞は以下になります。それぞれの副賞は一律2万リワードですね。


 最多読者賞(1名)正賞:記念品 副賞:20,000リワード

 読者選考期間中の作品への訪問者数が最も多い作品が対象。

 最多フォロー賞(1名)正賞:記念品 副賞:20,000リワード

 読者選考期間中の作品フォロー数が最も多い作品が対象。

 編集部激推し賞(1名)正賞:記念品 副賞:20,000リワード

 選考編集部の評価が最も高かった作品が対象。


 恋愛部門の説明文ですけど、女性向けラブコメも大丈夫になったようです。つまり男性向け真面目恋愛だけハブられてる? まぁ、需要もないのかもですが(汗)。

 ジャンルの説明で気になったと言えば、ライト文芸が大人の女性が対象だったと言う事。ここ性別を限定する必要はあるのかしら? 敢えて書く必要もなかった気がしますけどね。


 後は短編ですかねえ。コミカライズ前提の短編賞以外に4つの賞が追加されました。それが『短編特別賞』、『円城塔賞』、『最多読者賞』、『読者開拓賞』の4つです。

 一番気になるのはやはり『円城塔賞』でしょうか。この賞に選ばれると記念品とアマギフ1万円分をもらえるのですが、特典で『小説 野性時代』(2024年8月号)に掲載される予定なんです。原稿料は出ませんけどね。なお、当該作品掲載号は自宅に送ってくれるみたいです。



 今回はカクヨムコンの変更点を取り上げてみました。個人的にはいつもスルーしていたカクヨムコンですけど、今温めている長編がタイミング的にバッチリなので、今回初参戦もあり得るかなと言った感じですね。上手く行けば、ですけど。

 と言った感じで、いよいよお祭りが始まりますね。同じアホなら踊らにゃ損々と言う事で、参加する皆さんの健闘を祈ります。みんなでこのお祭りを盛り上げましょう!

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