最近何故和風ファンタジーが話題になっているのです?
ここ最近(※執筆時)の創作界隈で何故かよく話題に上がっているのが『和風ファンタジー』ですよね。私はこのブーム(?)の発端を知りません。この夏辺りくらいでしょうか? いくつかの創作アカウントが和風ファンタジーをテーマにしたつぶやきをし始めたんです。
何故、皆さん突然和風ファンタジーに注目し始めたんです?
そりゃあ、異世界ファンタジーはもう出尽くして飽きられているから、新しいジャンルを開拓しようと言うのも分かるんですよ。ただ、その流れから和風ファンタジーが注目され始めたのかどうかは分かりません。
それと、和風ファンタジー関係のつぶやきの多くは『和風ファンタジーとはなんぞや』と言った内容なんですよね。こう言う和風ファンタジーが面白いぜとか、俺はこう言う和風ファンタジーを書いているぜって言う投稿はあんまり見られません。
皆さん和風ファンタジーは書いてみたいけど、その定義に悩んでいる? そんな雰囲気を感じます。これってそこまで悩むものなのでしょうか? 和風ファンタジー警察が、少しでも定義にズレた作品を見つけたら一斉にイチャモンを付けてくるのでしょうか?
個人的には、和風ファンタジーって江戸時代までの世界観で神様だとか妖怪だとかそう言うのが出てくる話ってイメージなんですけどね。陰陽師とか、忍者とか、お坊さんとか、巫女さんとかが活躍する話を連想します。
既存の話で有名なものと言えば『陰陽師』とか『魔界転生』みたいな。『南総里見八犬伝』もそれに含まれますね。
ただ、私が連想する和風ファンタジーってジャンル的には『伝奇』になるのかなぁ。でも和風ファンタジーでもありますよね。
後、主人公が昔の日本にタイムスリップして戦う系の話も、ジャンルで言えば和風ファンタジーでしょうか。代表作は『戦国自衛隊』とか。他には、戦国時代に信長に出会ったり、信長の代わりをする話とかも多いですよね。
それと、日本ぽい雰囲気の架空の世界が舞台の話も和風ファンタジーの括りに入れていい気がいます。この手の話の代表作はすぐには思い浮かばないのですが……。
んで、質問系の投稿の中に『現代日本を舞台にしたファンタジー作品は和風ファンタジーに入りますか?』と言うものがありました。いや、これは現代ファンタジーでしょ。現代が舞台の作品はすべて現代ファンタジーだと思いますねえ、私。
ただ、少し昔の日本を舞台にした話の定義は難しいですね。明治大正昭和の時代の日本を舞台にしたファンタジーは果たして和風ファンタジーなのか……。この手の話の代表作で言うと『帝都物語』でしょうね。『サクラ大戦』もこの中に入りますな。
こう言う少し前の時代を舞台にしたファンタジー作品に一番ピッタリ来るのは『近代ファンタジー』でしょうか。そう言う言葉はまだ存在してませんけど。
ただまぁ現代ではない以上、一番近いのは和風ファンタジーでしょうねえ。
ちなみに『ニンジャスレイヤー』みたいな作品のジャンルはすごく悩みますね。あれはSFでいいのでしょうか? 一応未来の話でしたっけアレ? 未来が舞台の話はみんなSF! って言うと、SF警察がシュババってきそう……。
と言う訳で、突然湧き上がった謎の和風ファンタジーブーム。最近は少し下火になっていますけど、今後はどう言う展開を迎えるのでしょうね。気がついたらフェードアウトしちゃっているのかもですが……(汗)。
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