ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもない……
私、今説明台詞なしSSに地の文を書いて小説を完成させようプロジェクトでせっせと台詞の間に地の文を入れまくっていたのですが(https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054891228404)、そこで完成した作品の中にハッピーエンドでもバッドエンドでもない作品がある事に気付きました。当然ながら巷で言うメリーバッドエンドでもありません。
こう言うエンディングって、何て言ったらいいのかしら?
強いて言えば通常エンディング? いや違うか。中途半端エンディング……かな?
つまり、話が完全に落ちていないまま終わっちゃうんです。ハッピーエンドと言えるほど幸せにもなっていなければ、バッドエンドと言えるほど不幸にもなっていない。何でもないその日一日がただ終わっただけ、みたいな。
そう言う終わり方を確実にしているのがSSの4番目の話(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891228404/episodes/1177354054891636015)です。この話、ある日の部活動の情景を描いているのですけど、部長がすねて終わるんです。それだけ。これって何エンド? 自分で書いていながら定義が分かりません。
主役の部長がすねているからある意味バッドなのかもですけど、すねているだけなのでそこまで不幸じゃないし、報われている訳でもないからハッピーでもない。うーん。メリーバッドは主人公が不幸になるけど世界は救われたとか、そう言う感じの定義だから違いますわな。
この中途半端エンディング、日常モノの話やシュール系4コマでは割とよく見られるオチではあります。落ちてない落ち。やっぱり命名するなら中途半端エンドが適切なのかなぁ……。
主人公が頑張って困難を乗り越えるんですけど、本当はまだ乗り越えていなくて、その困難が再度襲ってくるのがSSその2(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891228404/episodes/1177354054891342188)のオチ。なのですけど、実はその困難はそこまでハードルは高くなかったりするんです。この話も、ハッピーなんだかバッドなんだかよく分かりません。
よくまあこんな話を思いついたものだよ、私も(汗)。
これが長編だったら、もっとしっかり決着を付けて終わると思うんですよ。ただ、これらの話はみんな短編。テーマも決めずに取り敢えず書き始めたら、中途半端になってしまう事も珍しくはないですよね。
SSその4の話だって、長編にしたらちゃんと大会の結果まで描くから、しっかりハッピーかバッドのどちらかのエンドになるはずです。
ハッキリしないエンドは読者をモヤモヤさせる事でしょう。だから出来るだけ書かない方がいい気がします。今回そう言う作品を書いてしまったのはたまたま、たまたまなんですよっ!(汗)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます