青春の痛々しさや儚さというものが、時に非日常を垣間見せられながら、胸の奥にじんわりと伝わってきました。各話につながりもありますが、どこから読んでも楽しめるところもいいですね。
連作短編集です。本当の絶望ではなく、緩くシュールな絶望感がいい味出してます。その時には、ああ、失敗した、絶望だと思うようなことでも、後から考えたら馬鹿馬鹿しいなと思えるような感じが少しだけ笑を誘います。現在は休止中みたいですが、次の話にも期待して星三つ送らせて頂きます。
いったいどこに迷い込んでしまったんだ。青く広く空のようで、とりとめなくて、幻想的で、つかみどころがなくて、何か明確に伝わるものはなくて、でも、なんだか暖かくて、ふわりとして、少し物悲しくて、、、これはなんなんだ?わからない!こういうのを詩的っていうのか?わからない!言葉で説明できないけど、とっても好きです。
3話まで読ませていただきました。舞台は学校。登場人物はなんらかの思い、夢を抱きながら生活しているように読み取れます。一人で完結する者もあれば、第三者の介入により揺れるものがありと短いながら表現されているかと思います。皆様、時間の合間にお目を通されてはいかがでしょうか?