深夜の添い寝、危険につき

 この作品は、佐都 一様が企画した『#匿名短編バトル恋愛編』にて投稿した短編です。

 実は登場人物は『悪逆の機獣無法者 《アーマーローグ》』の神塚美央(語り手)と光咲香奈となっておりますので、この短編シリーズに組み込む事にしました。


 なお短編を少し修正したので、文が変わっている所があります。ご了承ください。




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 私には、可愛い女の子の友達がいる。自慢の一つと言ってもいい。


 彼女は子犬のように小柄で、ショートボブをした可愛い子。真面目な所があるけど、たまに見せる微笑みとかもうたまらない。


 そう、私はこの子が好きなようだ。昔からバイの気があるからだろうが、それを差し置いても、彼女の魅力が私の心をうずかせる。


 ある日、私は彼女を家に招待した。それから一緒に寝る事になったのだが、それが『添い寝』という形になる。


 緊張するなんてものではない。さらに彼女の寝間着姿を見て、私は鼻血を出しそうになってしまった。本当に天使だわ、この子は……。


 その後、ベッドの中で一緒になって寝た。だが隣に彼女がいるせいか、私は緊張し過ぎて目が冴えてしまう。


 一旦彼女を確認してみると、気にしていないのかぐっすり寝てしまっている。少し声を掛けても反応はなし。


 ……この時、私の中で何かが吹っ飛んでしまった。それから無意識に、彼女の身体を抱き締める。


 良い香りが漂ってきて気持ちいい……それにこの子、何て柔らかい身体をしているの……。


 さらに彼女の顔を、胸に埋もれさせた。いや、ちゃんと息を確保するようにしているから大丈夫……って、何て言い訳がましい事を言っているのやら、私は。


 それよりもこうされても、彼女は気付いていないようである。この無防備っ子め……そんなにも無防備だと、本当に色々と襲いたくなる。


 だが夜這いをしたら、さすがに迷惑だろう。その代わりとして、ほんの少し頬をキスをしてみる。


 柔らかい頬が何とも気持ちいい……。しかも髪からの良い香り……。


 何かもう幸せ……本当に彼女が大好き……もう我慢出来ない……。でも襲ったら嫌われそうだし……。


 そうだ。擦ればいい。別にセッ〇スではないから大丈夫なず。後から考えればトンチンカンな結論だが、この時の私は興奮しっぱなしで異常に気付けなかった。


 早速、私は彼女の身体を撫で回した。ハァ……まさに天国……しかも彼女からの「ん……」という声が何ともエロイ。


 それから彼女のチャームポイントなお尻も触った。何なの……まるで赤ちゃんの頬のような感触じゃない。どうなってんの? 最強兵器なの?


 もうこの際、胸も触ってやる! そう思って手を伸ばしたが、急に彼女が身体をよじってしまう。


 私は咄嗟に彼女から離れ、寝たふりをした。薄目をして確認すると、未だ熟睡する彼女の姿が見えた。


 もうこれ以上は起きてしまうだろう。残念ながらここまでにして、私も寝る事にした。


 それから翌日。私はバレていないのかと心臓がバクバクでした。

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悪逆の機獣無法者《アーマーローグ》設定資料・番外編 ミレニあん @yaranaikasan

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