先輩と嘘つきな私

@akaripanda7430

第1話 決意

突然ですが、私は剣道部です。練習もきつく、やりたくない。辞めたい……

そう思っていた頃、突然来たのがあの人だったー……

ーーーーーーーーーーーー

私は杉本 朱梨(すぎもと あかり)。桜木中学校の1年生である。もう季節は冬が終わる頃で、そんな中3月31日、私はうつ状態だったー……

その理由は多数あるが、その全てにあてはまる主な原因はーーーーーー

「部活」である。

気まぐれに楽そうなスポーツで剣道部に入ったものの、仮入部の時は詐欺られて今の練習は苦痛である。その苦しい事はー……


1、声が小さいと走らされたり、ずっと走りながら素振り(早素振り)

2、先生と先輩達からの言動の問題

3、先生がうざい

4、女子が私と友達1人しかいない。(もう1人は全然来ないけど先生の差別により、私と友達が休む時は怒られる)

5、精神的に楽しくない。

6、3年の先輩は良い人だったが、卒業して今はクソな2年しかいない……


と、まあいろいろあります。

先生に差別はされ、練習は毎日あり塾にも行って、朝練も行くー……

こんな生活もううんざりだ。このまま2年になって後輩が来ても何も嬉しくない。辞めたい!!!!!!!


私「はあ……何で私がこんなに苦しくならなきゃいけないのよ……」

とつぶやいたとき……


?「後ろ邪魔なんだけど?」


私「!!?……す、すみません!」

ザザーー!

……ん?後ろて……この先は剣道部の部室がある武道場のはず……こんな人見たことない……てか、そもそもこの学校にこんな人いたっけ??


?「は?何?俺に興味あんの?キモ!俺、ぺったんこ嫌いだから。後、シマシマパンツも嫌いね?♡」


な、ななな...サイッテーーーーーーー!!!!!

何なのあいつ!嫌い!こっちも嫌いだっての!!自意識過剰!ていうかパンツ見られたし!ウザイ!何あの上から目線!身長無駄に高いし!頭ぶつけて倒れとけ!!

私「(いる……やーいくそ男!)」べーーーーー。


?「……いて!!!……ってぇー……頭ぶつけたし╬」


私「ぶっ!!!あーーはっはっは!!バーカバーカ!私にあんなこと言うからよーだ!あっかんべーーー!!」ぴゅーーーーーーだだだ!!


?「なんだアイツ……腹立つ……お、ここか。(ここか……これからだな。)」


言ってやった!何この気持ち!快感!でも……また会ったら気まずいなあ……

ーーーーーーーーーーーーそして、次の日ーーーーーーーーーーーー


私「はあー今日は休む言い訳がないよーー💧」

友達(かな)「まあまあー私は帰宅だけどね?笑」

私「はあーいいなあーー」

友達(かな)「まあ、頑張れ!」

私「う、う……うん!ががが頑張る!!……と思う。」


今日もキツイキツイ部活……顧問はすぐ怒るし、やだなあー……この世から無くなればいいのになー……

ーーーーーーーーーーーー

顧問「おい杉本!!╬」

私「はい……」

顧問「昨日休んだんだから今日は皆の倍頑張れよ╬いけるよな?」

私「はい……(そらきた。。)」


言われると思った。まあ部活に耐えれない私も私で皆も頑張ってるけど、何で私ばっかり……先輩は怖いし……


先輩「お前皆の倍やれよ!笑 」

先輩「後で走っとけよー」


くそ!ムカつく!皆いなければいいのに!何で……私が……

ーーーーーーポロポロ…………

私はうつむいて、部室に向かった。


私「悔しいよぉー……」

そりゃ私だって強くはなりたい……でも…………悔しいなぁ……


私「(こんな事で泣くなんて、ダメだ!今から着替えてやらなきゃ!皆着替えて外いるし……ああ!泣くなんてさらに悔しい!強くなりたい!)」

……よし!今からやる気出そ!ポジティブにならないとやってけない!

ガチャ!!


…………泣いてたのバレないかな?顔おかしくないかな?後で友達(剣道部の1人)に聞こ。


先輩a「おい!!杉本早くしろ!」

先輩b「サボりたいから遅くしてるんだろーよーw笑」

先輩a「そっか、最低だなw」


……っ!!我慢だ……我慢……面つけたらこんなもん……涙がまた……


友達(剣道部の1人)「杉本、あんなの気にしなくていいよ。大丈夫?」


私「う、うん。大丈夫、先いってて」

友達「あ………………うん、じゃあ先行っとくね!」たたた!


上手く会話出来たかな……


先輩「切り返し!」

皆「はい!」


私「は……いぅ……」

涙声だ………大きい声出したら泣いてるのバレる!

私「や……やぁ〜……」


先輩「おい!声出せよ!普段サボってるくせにさ!だから太るんだよ!」

先輩「ははは!!」


私「……スス!グス!」

やばい……もう限界…………


?「おい。」


私「グスグス!」


先輩「あ、お前……」


?「先生ーーーーーー〇〇先輩と〇〇先輩が元気に練習中に喋ってますよ!この「学校」の「剣道部」ってこんなんなんですかー?笑」


先生「お前ら喋ってたんかー?そんな余裕あんのかーー……今からやるヤツいつもの倍なー」


先輩「え……はい!(最悪……)」

ーーーーーーーーーーーー

先生「じゃあお前はとりあえず見学しとけ。」

?「はい!」

・ ・ ・

先輩「なあ〇〇ーあいつて?」

先輩「あれだよ、転校生。剣道ばり強いらしいぜ」


私「……?」

とりあえず、あの人のおかげで助か…………ん?……んん??……んんん!!!??


転校生「…………」

クルッ!!ジーーーー…………


め、めっちゃ見てるぅーー!!!Σ(|||▽||| )

いや、まさか「昨日」会ったあの人なんて!!ていうか、ま、まさか………… 剣道部!?しかも、あの名札……先輩だ!!!


私「(うわー……昨日めっちゃ失礼な事言ったような気がするんですけどー!!)」


目を合わせると終わりだ!!ん?今日は4月1日……ま、まさか!!明日からこの人も練習に!?学校は7日からだから……うわー……どど、どうしよ。挨拶とかしないと……でも、気まずいな……


先輩「おい!杉本!!もっと強く打てよ!!╬」


私「は、はい!!すいません!!」


ーーーーーーーーーーーーーー


先輩「もっと強くしろよ!」


私「!?……はい……(今のは……先輩が……)」


転校生「…………ねえー」


私「……?」


先輩「何だ?転校生ー……」


転校生「強く打てて言うけどさ、今の普通に強かったよ?てか、下手だったのお前じゃん。打つとこ間違えたからって、後輩に八つ当たりするのはどうかと思うんだけどー?」

チラッ。……


私「!!」

な、何この人……でも、確かに今のは先輩の八つ当たり……助けてくれた?のかな……


先輩「……そうだな、今のは俺が悪かった。すまんー」


私「いや、大丈夫ですよ!すみません私こそ。」

ひょっとしなくても、いい人??


転校生「?……何見てんだそこの後輩ーー、こっち見る暇あるなら練習しろよー大して強くないんだからーー。それ以上弱くなったらどうするんだよ!!(笑)」


皆「ぶ!!あはははは!!」


私「(な、何あれー!!!╬ばりムカつくんですけど!!やっぱりさっきのノーカウント!!)」




ーーーーーーーーーーーー

転校生「……あーもう……」

スタッ!!トットットッ……


ガシッ!!


・ ・ ・ な、何!!?

何で私の腕掴んで……てか、絶対臭いよ!?何で何で!?


転校生「この学校に来たからには強くなって欲しい、だから俺がたっぷり教えてやるよ。まずはお前さ、手首柔らかいから、もう少し腕を伸ばせよな……こう!あとは……」


私「(……こういうのは優しいのかな?嫌味だけど。)……ん……あ、こうか!ありがとうございます!!」出来た!!わかった!!

ニコ!!♪̊̈♪̆̈


転校生「……ま、まだまだだけどな!」ニヤ。


私「(やっぱり嫌い!!💧)」


ー練習の終わりー


私「では、さようなら……」


転校生「なあ、お前。」


私「え、……先輩ーー!!転校生の先輩さんが呼んでいますよー!!」


先輩「あー?」


転校生「先輩じゃなくて、お前だよ。」


先輩「何だよ、杉本余計だな。チッ。」


私「す、すいません……(な、何なのよこの人……怒られたじゃない……)」


転校生「あとさ、転校生の先輩さんじゃなくて、俺、「荻原 響(おぎはら きょう)」ていう名前だから。」


私「荻原先輩……ですか?」


荻原先輩「ああ、それでいいよ。あとさー……明日から練習参加するけど、毎日、練習終わったら、また、面をつけて、俺と練習少しやれ。お前弱すぎ、少しは強くしてやるよ。」


私「え……!!?(でも……男女で練習て……ちょっと……それに何で私だけ?)」

ポカーーン……


荻原先輩「あ、いっとくけど、こんな弱い奴がいたらこの学校の恥だし、強くなったら俺の名が上がるから言ってるんだぜ?後、男女とか意識しちゃってたら1つ言うと、お前みたいなの俺は眼中にないから。ま、そんなこんなで、「度胸」がないなら、別にいいけどさ?」ニヤ。


私「(な、何をー!!!?ムカつく!!)や、やります!強くなるにはもってこいですよ!」


荻原先輩「あっそ。じゃあまた「明日」ね?バイバーイ。「あかり」ちゃーん。」


私「!?」


荻原先輩「お、正解?一か八かでその首についてる名前シールで読んだけど笑」


私「(う、うう……)ありがとう……ございます……╬」


荻原先輩「うん、バイバーイあかりー」


私「:( #´°ω°` ):イラッ」


こうして、私の物語は新しくなったー……

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