第4話 逃亡準備のお知らせ
第38系統銀河系おっぱい惑星から侵攻してきた巨乳星人は、瞬く間にわたしたち魔法使いを滅ぼしました。巨乳星人は卑怯にも、その巨乳で男性魔法使いを誘惑し、魔法使い同士で争わせたのです!
わたしは、なにもできずに、武奈と、お母さんに連れられ、遠く、遠くへと逃げていました。
「……う……」
わたしは、泣いてしまいました。クラスにいる思いを寄せていた男子にも、ずっと仲良くしていた男子にも、魔法で攻撃されました。やけどのあとが痛くて、自分の持つ【火】のエレメントでさえ憎らしくなります。
「おっぱいは……夢が詰まってるんじゃなかったの……」
わたしは、がくりと膝を突いて、嗚咽しました。
「桃乃…」
武奈が、わたしの頭をそっと撫でます。
「……武奈ぁ……」
その時、後ろから足音と、機械音が聞こえてきました。
「……っ」
お母さんが、息をのみます。
「ピピー……ガガ、ボインボイン。ワレワレ、巨乳星人」
巨乳星人の兵器、おっぱいアンドロイドです。
「危ない…っ!!」
爆発音が聞こえます。わたしの後ろで、なにかが爆ぜました。
「お母…さん?」
「見ちゃダメ、桃乃っっ!!」
武奈がわたしを抱きかかえて、走り出します。
「でも……っ!!」
「ピピ、ガガが、キュラキュラ、タユン、タユン」
市街地を抜け、わたしたちは荒野へと走りました。
アイドル抜擢おっぱい魔法戦争! 黒野貴宗 @kurono_takamune
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