「ああああ」それが俺に付けられた名前。

@doragon

「神」

この世界が誕生すると、すぐに名前が付けられた。

誰に名前を付けられたかって?

親でもない人間でもない、「神」というものにつけられた。

「うーん、どうしようかなあ?」

「神」は迷ってる。

「まあいいや!これで!」

自分に名が付いたようだ

「ああああ」というらしい自分の名前は。

目の前が暗くなった、気がついたらふかふかのベットの上だ。

横に向いたら人がいた、どうやら「アキラ」というらしい。

「俺はああああだ。」「そうかああああか、よろしくなああああ。」

俺はこくりと頷いた。

なんでかわからない。「ああああ」という名には不満ですらない。

そこで俺は「俺の名はああああなのになんの反応はないのか?」と言おうとしたが

なぜか言えない。

そうか、俺は今気づいた。

俺は「神」に動かされているんだ。

ただただ動かされるんだ。

次々に仲間ができた。

アキラLv57

強いただただ強い

サツキLv55

癒してくれる。ただただ癒してくれる。

ライチLv56

魔法が使える。ただただ魔法が使える。

ソニアLv99

全てが強い。ただただ全てが強い。

ああああLv10

使えない。ただただ使えない。

「神」は言った。

「名前を付けるって残酷だね。」

「売ろうかな」


「えっ?」

初めて自分の意思で言った。

数分後目の前が暗くなった。

聞こえた寝ているのにも関わらず聞こえた。

「これ売ります。」

「はい!分かりました。売るものはですね?」

ん?俺の名前?売るられるのは俺なのか?

「中古ですねジャンルは」「ゲームで」

ゲーム?射的や競争なのか?俺は、

俺はすぐにわかった。この世界が売られるんだ。「神」によって、

また違う「神」が買うんだろうな、少し眠ったぐらいで違う「神」が買ったようだ


「ふーん『ああああ』か、興味本位で買ったが、面白いんだろうな。」

どうやら、やり始めるようだ。

また目が覚めた。

「うわっ名前がああああって奴がいる、一度セーブデータ消してって消さないじゃん。まあいいやこのまま始めよ」

ようこそ!「ああああ」

意思を持って俺はこう言った。

「名前を付けるって残酷だね。」

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「ああああ」それが俺に付けられた名前。 @doragon

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