第2話 女性との会話 まえおき
さて女性との会話編になりました。
これは長い。どれぐらい長いかというと私の人生が尽きるぐらいまではかかります。私はまだ息をして、このくだらない文章を書いているので死んでから+29年ほどかかりますね。わぁお、幽霊になってからも書かないといけないみたいです。
と、冗談はさておき。
会話ですね。会話を上達するために必要なことをひとつ。
実体験ですが、私がまだ保育園でほんの無邪気で生意気なくそ子供だったとき。
私は女の子としゃべってました。話題は、私が当時大好きだった恐竜の話です。図鑑を紐解き、これは何々ザウルスとか話していたと思います。
で、話が終わった最後に彼女が一言。
「○○くんのはなしはおもしろくない」
私は当時ショックをうけて母親に相談したらしいです。結構真剣に「ぼくのはなしっておもしろくないかな?」と。
そんなトラウマがあります。
それで何が言いたいのか、というと。
1、女性はしっかり見ている。
2、女性は男とは違う会話をしている。
3、自分の面白いことは人と違う。
の3点ぐらいですかね。さっきの話にんなこと書いてねぇ!って思ってらっしゃる方、その通りです。まぁ流してください。
一つずつ書いて参りましょう。
1.女性はしっかり見ている。
これ重要です。女性はあなたの言動をちゃんと聞いています。そして、何よりもその仕草や癖まで見ていると覚悟してください。図鑑を指さしながら、その文章を読んでいるだけで楽しいわけがありません。つまらない先生の授業と一緒です。
たとえば、その教科書を読んでいるだけの先生が、演劇の台本のように情感たっぷりに話せばどうでしょうか? 歴史のあれこれを涙を流しながら詠み上げたら結構面白いんじゃないかと思います。そして、その先生が教科書だけを見ているのではなく、ちゃんと生徒の顔を見ていればどうでしょう? それだけでもちゃんと聞かなきゃってなりませんか? まあこの辺は私の想像ですけどね。
つまり何が言いたいかといえば、会話の内容は別にどうでもいいってことです。会話の内容ばかり気にとられていれば、面白くありません。謝罪会見みたいなもんです。謝罪会見で面白いなって思うのは、号泣しているような人です。有名な人いますよね。あの人の会話ってめちゃくちゃですけど、何故か聞いてしまいませんか? アレと一緒ですよ。
人は、会話の内容を吟味することよりも先に会話している人を見ています。その印象が興味深ければ、会話をしようと思えるのです。会話することよりも先に相手が自分に会話しやすいようにもって行くことが必要です。
なので、会話をしようとするまえに表情を作る練習をしましょう。
基本は喜怒哀楽です。
「テストどうだった~?」って無表情に聞くよりも、人生に絶望した!って顔で聞いてみてください。きっと、彼女たちの顔はあなたに注目するはずです。床に膝を立てて倒れ込んでもいいです。それぐらいすると、まずあなたに会話の主導権がいきます。「どうしたの? だめだったの?」そんな感じに聞かれたらしめたもの。そこから自分のテストのできを話してください。そうするとみんながあなたに向きながら会話が転がっていきます。
会話自体、別にどってことないですけどちゃんと表情を作れば、会話の内容よりも女性はあなたに興味がいきます。興味がいけば、話してみようかなとなるのは自然な流れです。無表情だったり、クールだったりするとそれだけで話しにくいとなりますからね。会話のあれこれを思い悩む前に会話をしてもらえるようにしましょう。向こうから話題を振ってくるなら楽になりますし、喜怒哀楽を表現すればどうでもいい会話でもちゃんと転がります。
そのための練習方法もあります。
鏡を用意してください。鏡のまえに立って、自分が舞台の主人公のようにしゃべるのです。好きなアニメの一場面でもいいです。そのときには必ず表情を作ってください。
なぜこんな恥ずかしい練習をするかといえば、表情というのは筋肉でできています。筋肉はご存じの通り普段使っていないとなまります。なまっていたら本番で使えないのと一緒。大会前に練習をサボる選手のようなものです。それで大会一位をとるなんて漫画の中だけです。現実はしっかりと練習していく必要があります。
私の場合は、髪をセットしながら顔だけの練習をしていました。それをすると一石二鳥ですし、朝のウォーミングアップにもなります。練習の最後には喜を全力で表現し、今日も女の子としゃべれて楽しいぞ! とかしてました。
で、次にいきましょう。1は思いついたら適宜追記していきます。
2.女性は男とは違う会話をしている。
さてこれですが、これは男性が理論的、女性が直感的というおおざっぱな分類で話します。実際はそうではなく、みんな中間ぐらいです。じっくり考えている人もいれば、さくっと自分の好き嫌いで判断して答えを出す人もいます。でもじっくり考える人もさくっと答える人も、自分にとって重要なことは深く考えてから答えますし、どうでもいいことはあっさり好き嫌いで判断します。
じゃあ、なぜこんな分類をするのか?
それは納得の仕方が違うからです。
男性の場合、レンガを積み上げて家を作るような納得の仕方をします。証明問題みたいなものですね。命題があって、仮定があって、その間を証明していき、納得する。
逆に女性の場合は、まず答えがあります。納得した答えがあった後に理論的に考えるんです。
それなら証明問題と一緒じゃねぇかと思いますよね。
でも、そうじゃありません。女性の問題は、自分にとって重要ではないことを証明しないことが多い。答えがあればいいじゃん、て感じです。男性の場合は、それが正しいかどうかも重要視しますが、女性は答えのみあればそれでOKなのです。
その点を考慮していないと、男性の場合、証明を延々としてしまうのです。彼女たちが求めていないのにもかかわらず。
これでちょっとはヒントになりましたか?
会話をしていく上で、いちいち「これはこうで、あれもそうだから、これとあれは同じ、だからこの答えはーーー」って会話をすると「なげぇよ」ってなります。
まず会話の仕方は、「つまりこれってこうだよね」でいいのです。いきなり答えを言うのです。そこから女性たちの顔を見て、続きを言うかどうかを判断してください。彼女たちが「え? どういうこと?」って聞かれたときのみ順序立てて説明するのです。つねにあなたはリクエストされる立場。それを目指してください。一方的にしゃべるのもありですが、芸人のように楽しい会話を提供できるのはなかなか至難の業。それに女性はおしゃべりですから、しゃべりたい欲求を満たしてあげてください。
ちなみにこの会話の仕方はプレゼンテーションと同じです。営業の会話にも生かせます。ステーブン・ジョブズの会話を聞いているとよくわかりますが、彼はぽんと答えを言う。「このiPhoneが通信業界に革命を起こします」。仕草も天下一品なので聞いている方は、どう革命を起こすんだろう? と聞く体勢に入ってじっと彼の言葉を待ちます。これが雰囲気作りです。場を自分の話にのめり込ませる雰囲気。もし、これがiPhoneの素晴らしい点を先に話すと、その間に聞いている方は疲れて、だんだん彼の話から意識をそらしてしまうでしょう。
とはいえ、全部が全部答えを決めるというのも難しい話。正しさを重要視する男性にとっては苦痛です。でも、ここは間違ってもいいんだと思い込みましょう。会話って正しいから聞くものですか? いえ、違いますよね。なんとなくでいんですよ。私は基本的に口からでまかせをずっとしゃべってます。しゃべりながら考えて、やべぇこれ何を言っているかわけわからねぇ、ってことなんてしょっちゅうですよ。今これ書いている途中ですら、俺ってこの文章を結局どこに落とし込みたいんだろ?、で書いていますしね。
ま、なので最後のやついきましょうか。
3.自分の面白いことは人と違う。
理系というかオタクというか、何かに熱中してと自分の好きなことが一番楽しくなりますよね? その話題が誰からしても最高の話だと思ったりします。私自身、これ書きながらこのテーマが最高に面白いと思ってますし。
ですが、これ間違いです。
基本的に自分が好きなことは相手にとって面白くないと思いましょう。恐竜の話があの子にとって面白くなかったように。ただ、これは何もその話題を出すなという訳ではなく、1~2のことを踏まえて興味をもってもらう工夫をしてほしいと言う意味です。工夫ができていないときは下手に出すと後悔するというってことです。
工夫との言うのは、いろいろなやり方があります。
一番簡単なやり方としては、のぼっている話題に関連づけることです。
たとえば、恐竜を例に出すと、理科の生物で恐竜がでたらさりげなく自分の知識を披露する感じです。相手が旅行に行って、それがもし福井県であれば、「そこには手取層群があって日本における最大の恐竜化石の産出エリアなんだよ」とか。
でも絶対にしてはいけないことがあります。
それは知識を披露したまんまで放置することです。そういったことをするのはフリスビーを誰にもいない場所に投げるのと同じです。そして、それを女性に拾ってこいと言うぐらいにサドです。
知識の披露は、気持ちいいですがオナニーはやめてください。
重要なのはそれをきちんと、女性がいる方向へ、受け取りやすいように投げることです。
やり方としてはこうです。無理矢理感は半端ないですが、「そこには手取層群があって日本における最大の恐竜化石の産出エリアなんだよ。○○ちゃんは、とても器用で勘もいいからきっとティラノサウルスを発掘できるかもね。今度一緒に探しに行こうか」と相手を入れてください。このときに「○○ちゃんは、とても器用で勘もいいからきっとティラノサウルスを発掘できるかもね」だけだと印象としては受け取った女性もちょっとびっくりしてしまいます。「今度一緒に探しに行こうか」という相手と自分をいれる一文で、相手は安心してあなたに話しかけられます。「またまた冗談ばっかり」「たのしそう、いついく?」とかって自然にあなたを入れて会話することができるのです。
会話とはキャッチボールやフリスビーに置き換えることができます。
相手と自分。でもそこに一歩前進して相手が自分に投げやすい場所をサインすることも必要だったりと・・・このへんの話はより高度な会話術なのでまたの機会にしましょう。
あと、完全に恐竜ネタが滑った場合は、即話題を変えてください。いつまもで引きずっていると相手にめんどくさがられますよ。でもだいたい相手と自分をさりげなく入れると続くような気がしますけどね。
で、そこで問題となってくるのは、会話に相手をいれるということです。
そのためにはその相手を知らなければなりません。
次回はその「相手を入れる」という人間観察の仕方を書いていこうかと思います。
さてさて、ではとりあえず今日はここまでにしましょうか。
何かあれば質問していただければ幸いです。
小説も会話と同じです、私のこのエッセイが楽しいかどうかわからないので、興味あることで会話というこのエッセイを楽しんでいただければと思います。
女性の口説き方講座 三叉霧流 @sannsakiriryuu
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