蹂躙された世界の中、一人の少女が奮闘する。

 この作品は魔法少女物ですが、陰惨。とにかく陰惨です。
 人は死ぬのはもちろん、バイオハザードよろしく人が人を喰らうグロイ展開。さらに魔族によって蹂躙される人々と世界。挙句の果てには物語の発端がえぐい物だったり。

 それでも主人公――桐倉小夜子さんは信じて戦いました。自分は誰かを守る為に存在すると。この荒れた世界を一人戦い、やがて最後に手にしたのは……。

 彼女の最後に何思うのか人それぞれと思いますが、それでも報われて欲しいと思いますね。今までに辛い事がありますし、それだけでもぜひされて欲しい。
 このようにえぐい物語ですが、それでも一滴の希望が存在する。そんな魔法少女物語です。