五感で感じる作品

SFのような少し不思議な世界でしたが、すっと入ることができました。

彼らと同じものを見て、聞いて、嗅いで、触れているような感覚になる表現力は素敵だなと思いました。特に夢の描写はでは、自分も同じ悪夢を見るのではと怖くなったほどです。

後半の展開が少し速い印象も受けましたが、母親に対する彼らの心情が伝わってきて、読み終わった後は温かいような、清々しいような、ポジティブな気持ちになりました。

(編集者ピックアップ/文=カクヨム運営M.Y)