ヒキガエルのさんらん

堀田耕介

第1話 ヒキガエルの産卵

ヒキガエルのさんらん(さんらん=たまごをうむこと)



 ヒキガエルのさんらん(さんらん・・・たまごをうむこと)のおはなしです・・・。

 みなさんは、ヒキガエルというカエルをしっていますか?

 ほんとうは、にんげんにとって、すこしわるいどく(毒)のある、

あまりよくないカエルなのです。

 でも、つくばさんろく(つくばさんのやまのなか)のガマガエルは、ゆうめい(よくしられていること)


ですね・・・・。

このカエルのあぶらをいたいところにぬる(つける)といたい

ところが、すぐになおって(直って)しまうといわれています。


 はる3がつ、いままでからっぽだった、いけ、ビオトープ(ひとがつくったいけやかわのことです)

にヒキガエルが、どこからともなく

あつまってきます。

たぶん、ひとのいえの、のきさき(人の、いえやの下や、もりやはやしのなかになつ、あき、ふゆ、をすごした

カエルたちです。かなりはるばるとおくからかえって(もどって)くるのでしょう。

 それは、まわりのみち(道路)で、じどうしゃ(自動車)にひかれているすがた(かわいそうです)でかんがえることができます。

 こどもたちは、ヒキガエルが少しずついけにふえてくるのを、きょうみ(興味=かんしん)をもってみています。

 いけまで、さんらん(たまごをうむこと)のためかえろうとして、くるまにふまれてしまったのでしょう。


 ことしは、3がつあたりから、カエルがみられるようになって、3がつ8日から

9日にかけて、いけがもりあがるような(みずのりょうがふえてしまうような)たくさんのカエルと、そのなきごえ。

みずかさ(みずのりょう)がふえたような、ようす・・・・。

そう、カエルはたくさんのなかまたちといっせいに

たまごをうむのです。

 こどもたちは、おもしろそうにたくさんのたまごをみています。

 それは、とうめいな(すきとおっていること)からにつつまれたながい)ひもの、ようです。



 9日がすぎると、カエルはいなくなり、たくさんのひものようなカエルのたまご・・・。

このたくさんのたまごが、みんなにオタマジャクシになります。

このたくさんのオタマジャクシがおよいでいるようすは、びっくりするほど、

すごいです。ちいさな、いけのなかがオタマジャクシだらけです。なつのあついひに、プール

にたくさんの人がぶつかりあいながら、およいでいるのと

とても、よくにています。



これがふか(ふか=オタマジャクシになること)し、へんたい(うしろあしがでたり、まえあしがでたり)をくりかえして、おとなになると、またどこかへきえてしまいます。また、どこかのすみかにかえるのでしょう。

 あとはおなじことのくりかえしです。

 でもふしぎですね。ヒキガエルは、どのようにしてじぶんたちのさんらんのばしょをおぼえてかえってくるのでしょうか。

 こういうどうぶつたちはたくさんいますね。サケなどがそのだいひょうなのですが・・・・。




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ヒキガエルのさんらん 堀田耕介 @mlf40157

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