善因善果悪因悪果。それが正しく機能している(あるいはそれを機能させようとしている)ある意味で理想の国とそれを支える人々。そして肉体的には優遇されるどころか寧ろマイナス補正がかかった状態の主人公。
主要人物のみんなが心の何処かに傷を持ちそれ故に優しく、またちょっとした幸福をかけがえのないものだと理解している、
とても安心して読める物語です。
子供が子供らしく、大人が大人として幸せである物語。もちろん不幸な出来事や主人公の力が及ばない悲劇もありますが、それを乗り越え次につなげる様はとても心地良いです。
非常に長いお話ですので腰を据えてじっくりとお読みなることをお勧めします。
個人的な願望として。
主人公たちがその生を終えた未来の話なんかも見ることができたらなぁ、と思っております。
と、書いた通り、主人公がとても人間臭く、間違い、叱責され、学びながら成長していく感じです。
強いようで強くない
強くないようで強い
これは異世界ファンタジーという名の人間ドラマだな、と読んでいて思います。
レビューをどうやって付けるのか分からずに大変遅れ馳せながらのレビューとなりましたが、本当に大好きな作品です。
ここでは語りきれないので、百聞は一見にしかずということで、このレビューを見た皆さんも是非読んでみてください。
好みが別れる主人公ではあると思いますが、好きな人はどハマリすると思います(自分がそうでした)。
これからも更新楽しみに待ってます^^