一人ぼっちは人生の休み時間。

@satotyannkku

始まった一人、

皆さんは四国といわれれば何県を思い浮かべますか?

僕ならば香川県と答えます。


香川県の特産品といえば、オリーブ、醤油、うどん、そうめんなどがあります。

こんな話をするのもなんですが、うどんは噛まずに飲むものなのです。

ご存知でしたか?



こんな豆知識は置いておいて、本題に入りましょう。

僕は中学生になると同時にひとりぼっちになりました。

理由は引越しです。


このときの母と父の関係は最悪。

引越し前には離婚がありまして。


ここで先ほどの四国の話がでてきます。

僕はその頃、四国、香川県小豆島に住んでいました。

もう、それはそれは自然ゆたかでいいところでした!

でも、僕の通っていた小学校には欠点がありました。



人数です。



本当に人数が少なくてクラスは一組だけ、クラス替えなんてものはありません。

しかもその一組も、人数は少ないところなんかは11人程度。

おかげで皆仲良しだったんですが……


そんなド田舎から兵庫県に出て来た僕は目を丸くしました。

そりゃ、もうまん丸に。

クラスが4クラスもあることに!!

いや、普通なんでしょうね。

でも僕には今世紀一番驚く事実になってしまったのです。


でもこんな僕にどんどん追い討ちをかけてくるのが兵庫県です。


「君、どっからきたの?」

「はっ!!!」


いきなり声をかけてくるのです!

もう恐怖でなりません!だって僕は人見知りだから!

でも、せっかく声をかけてくれたのだから、なにか返さないと。


その一心で僕はこういいました。

「う、うん!香川県かな!?」


なんで疑問系なんだよ!


ところが、彼女はこうかえしてくれました!

「まじか~!すごいね!!私、行った事あるよ!」


僕はこのとき、彼女を尊敬しました。

そして、そのときから僕の憧れへとなりました。


まぁ、ここから更に更に僕は追い討ちをかけられます。

驚いたというより、これは孤独を感じたというほうがあっています。


僕は二回に上がり、集合場所に行きました。


「さて、どこに座ればいいのかな……?」

自分の席をさがしていたのですが……

一向に見つかりません。


ここで僕はあることをかんがえました。

「○○ちゃんに聞こう!」

考えた後に襲い掛かったのは孤独です。


その子はもう自分の隣には居ないのでした。


あって当たり前。

そう思っていたんだと思った瞬間に入学式どころじゃなくなりました。

自分はこれまで当たり前を軽く見すぎていたんだと……



あの子も、あの子もいない…僕は一人なのか。


でもここで僕はまたもや女神に救われたのです。

「あ!きみ!こっちだよ!!」


さっきの女の子でした。


僕の憧れはきらきらと微笑んで教えてくれました。




僕はそんな風に言ってもらえても立ち直ることはできませんでした。


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