第39話「現実感」戻ってきた…。
5月21日。
午前。
am3:55。起床。
am4:42。勉強終わり。
ウルトラマンを作った円谷プロダクションの話をチラッと読んで、つぶらやってエンヤとも読めるなって思って……
終わりのない記憶の中で、死んだ大和と一緒にベッドに横たわりながら、ENYAを聞いたなア、と思う。
「聖」と言う文字には「穢れなく善いこと、キリスト教の聖者の名に関する語」
一方、英語での訳”sacred"には「神聖な、神聖視される、神の使いとしての」という意味もある。この語には「神」「神聖な存在」に関わるもの。
しかし「聖」が「善」と連動するのは、西洋のキリスト教においてである。
東洋・仏教の神にあたる「龍」が、「蛇形の鬼神」とされることもある。
と、基礎の本にあった。
今日は「ザドキエル」の項目を読んだ。
第一天に住む、七大天使の一人で、智天使。
アブラハムの「イサクの犠牲」を止めたとして有名。
モーセが律法を得た時、天からの炎になって降り注いだ天使たち「シナニム」を率いていた。
木星を司る、慈愛の天使である。
プリンス・オブ・ストライド01巻、STEP2読了。
副題「YOU MAKE ME」は「あなたがそうさせる」かな?
曽我部修司<企画・原作>
永川成基<テキスト>
このくらいの文体だと、頭を使わなくてもイメージが伝わって、おもしろいかな。
母は「金持ち父さん、貧乏父さん」を地区センターから借りて読んでいる途中らしい。
祖母は昨日わたくしが貸した「アインシュタインの言葉」を読んでいる。
家の中は静かだ。家中でわたくしだけが起きだしてPCなんぞをいじっている。(誰もいないキッチンにて)
と、打ち込んでいたら、祖母が起きだしてきて、
「あーどっこい、どっこい」
とか、
「あ、よいしょよいしょ」
と言いながら、スリッパの音をパタパタさせて、キッチンとリビングを行ったり来たりして、何やら忙しそうにしている。
お茶が飲みたいらしくて、ポットをいじり、
「出ないごたい」
としきりに言う。
am6:40。ついに黙ってられなくなって、ポットに水を入れないと、お湯は作られないのだと教えた。祖母は自分の飲む分だけポットに水を入れ、お茶を飲んだ。
母は天気の好さを見て、布団干し、クリーニングに出かける。
いやいいけれど、母がいなくなると祖母が途端に、しちゃかちゃやり始める。わたくしだけが知っている。
祖母の、行動のやかましさ。
スリッパの足音ばったんばったん、扉を何度も開閉する音、ほうきで階段を掃き清める音。
どれも、母がいるときには決してやらないし、そんなにすることもないだろうにと思うのだが……。
am10:55、呼ばれてしばらくたったが、キッチンへ入ると、わたくしの席にドーナツ一つ、小皿に置いてあった。他の二人はすでに食べ終え、テーブルの上も清めてある。別に悪いこともないけれど、ビミョー。二人との流れる時間の差を感じる。帰ってきた母がくれたKIRINのMET'Sを開けて、フォークをとった。
am11:00、キッチンにて雑談中、大和のトイレをどかすように言われて、「うん」と言いながら、前後の脈絡なく、MET'Sを持つ手がガクガクと震えた。ダメージあるみたい。まだ……。
母はピザ生地をこねていて、電子レンジのオーブンが予熱を入れられているらしき音がする。旧式なのでズオオオオ! とうるさい。よくわからないんだよな。レンジしか使ったことがないし、オーブンは失敗続きであきらめたんだ。
am11:05、MET'Sの味付けがグレープフルーツだと悟り、母に礼を言う。いつも、
「グレープフルーツは元気の素よ」
と言っていた。元気づけてくれていたのだな……。
am11:15、ピザのトッピングをする。ピーマンの輪切り、タマネギのみじん切り、ハムの短冊切り、プチトマトの半月切り、モツァレラチーズ。ソースもわたくしが塗ったのよ? 生地は触ったこともないけれど……。
母は祖母と並んでコネコネ。とてもべたつく物らしく、手だけ粉まみれになっている。
am11:30、一枚目のクリスピーピザが焼けた! 早めのお昼!
am11:40、二枚目の生地が焼ける。約10分。でも念のため、1分レンチンする。
am11:45、「クリスピーのいいところは、思うさま具材を楽しめるところだよ。パンピザのいいところはすぐ、お腹がいっぱいになるところ」
ちょっと、名言めいて言う。
~華葬~骨ってこんな味だったかしら? れなれな(水木レナ) @rena-rena
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