スルリと物語に没入でき、サラリと展開について行けて、パッと落ちがつく。 読後感も良く、上質な蒸留酒を小さなグラスで一口に呷る、そんな行為にも似た良作でした。
どんでん返しのある短編は先入観を覆されるのであまり得意ではないのですが、こう言う心にダメージの少ないのはいいですね。 大切な記念日を祝うシーンに過去の自分を重ね合わせてしまいました。
凄い愛を感じる。これは愛の物語だ。ここには愛が詰まってる。