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2022年8月14日 20:09 編集済
あの……今年度から私……事務なんですけど、その須くこうだという、あまり宜しくない事務の特徴というか所業って何ですか?出来れば一応、須くのほうに分類されないよう努力したいと思うのですが。追記:もう本当に懇切丁寧なご説明をどうも有難うございます!!「あぁ~」と、納得しつつ爆笑いたしました。たしかに。まぁ、うちの社は基本的なところがアホなので、よくよく考えると事務の先輩方は「いかにルールを破ってないように見せかけて現場を回すか」ということを教えてくれており、もしかしたら、しかしながら矢張り、目先の規則を維持するためだけに歪みを生じさせているにピタリと当てはまるのではなかろうかと腹を震わせております。とりあえず事務職は長くて5年らしいのですが、その間はおススメを胸に、須くのほうに身を埋めてみようかなと思います。いくらでも~が気になるので、もし、そうした理不尽的日々のことを纏めて綴られるようでしたら、必ずフォローさせていただきます。
作者からの返信
これはもうなんというか職業特性というか、たとえば外科医が「うわあ、おなかをメスで切ったら痛そうだなあ。かわいそう。とてもできないよ」ってなったら仕事にならんと思うので、外科医である以上少なくとも手術中は「痛そう~」って共感性をオフにすることになるじゃあないですか。もしかしたらもともと共感性というものがない人の方が外科医に向いている/なりがちということはあるかもしれないが、まあそれはあんまり考えないことにして、この現象(人が傷つくことへの共感性の乏しさ)は、職務上は必須なんですよね。それは分かるんだけど、ハタから観てると「外科医ってやつらは共感性がないッ!」って言いたくなるみたいな、そういう、いちゃもんの類であるということは前提としたうえで説明すると、相田みつを風に言えば、「にんげんが先、きまりごとが後」というのが、温かい人間生活ってものじゃあないですか。もちろん我々が相互に傷つき傷つけられないように「きまりごと」というのはあるわけだが、それは飽くまで「にんげん」のためにあるんですよ。そんなの分かり切ったことでしょう。 ところが事務と言うのはそれを逆転させる仕事なんですよね。たとえば俺はしばしば日記でも書いているように、土曜日に結構なんか仕事めいたことをしているわけです。でじゃあ、普通に考えると土曜日に勤務する契約を結べばいいじゃあないですか。ところが、非正規雇用者が単独で勤務をする状態というのは認められていないので、正規雇用者が必ず監督をしなければならないって言うんですね。で、じゃあ、正規雇用者が土曜日に出てくりゃいいじゃねえかって言うと、こんだ、正規雇用者が土曜日に出てくるのなら、正規雇用者は平日に代休を取得せねばならないと言うわけですよ。で、正規雇用者は結局、平日に休めなくて土日には休みたいから非正規雇用者を雇用しているわけだから、そんなことはできないということになる。で、だから、俺は平日に勤務「したことにして」、土曜日は「趣味で」(なのか?)(それでいいのか??)労働めいたことをしているって体裁になっているんですね。 あほなのか? と思いません? だってこれ、俺がなんか労基かなんかにタレ込んだら、ちょっとコトでしょ。つか「にんげん」の営みとして、実態として、明らかに全然違うことが生じているのに、目先の規則を維持するためだけに(非正規雇用者は正規雇用者の監督のもと労働しなければならない)、こういう歪みを生じさせているわけですよ。そんなもん実態が先やろがい。正規雇用者が監督してなくても大丈夫だし、正規雇用者が監督してなくて生じた不利益に対してはこうこうこのように対処しますっていう契約を新たに結んで実態に即した状態にすればいいのに、すでにある規則を変更させようとしないんですよね。で、それが、「いやあ、私たちもルールを守らなきゃいけない立場なもんでして……本当に申し訳ないんですけど、運用でどうにか……」みたいな態度だったら百歩譲って許すっていうか、まあ、それこそ「運用」でなんとかしようかなって思うところが、自分の間違った正しさになんの疑問も抱いてない感じ? いや間違ってますよねって。なんかあたかも私は正しいですみたいな顔してますけど。そういう職業特性が「事務」という仕事には求められていると思っていて、で、まあ、誰かがそういう仕事をしなければならないっていうのも分かってはいるんだけど、実際相対すると、てめーらは揃いも揃ってよおって思うわけですね。で、ただ、しかし、それはそれで必要悪っていうか、なんていうか、そうじゃあない生き方をするのはすごい大変だと思うんですよ。だって周りが「須く」「そう」なわけなので。だから、まあ、なんというか、事務で生きていくんだと決めたのであれば、事務らしく生きていくことを個人的にはおススメしたいと思いますよ。事務という職業の異常な点、必要とあらばいくらでも書けるんですが、このくらいにしておきます。
編集済
あの……今年度から私……事務なんですけど、その須くこうだという、あまり宜しくない事務の特徴というか所業って何ですか?
出来れば一応、須くのほうに分類されないよう努力したいと思うのですが。
追記:
もう本当に懇切丁寧なご説明をどうも有難うございます!!
「あぁ~」と、納得しつつ爆笑いたしました。
たしかに。
まぁ、うちの社は基本的なところがアホなので、よくよく考えると事務の先輩方は「いかにルールを破ってないように見せかけて現場を回すか」ということを教えてくれており、もしかしたら、しかしながら矢張り、目先の規則を維持するためだけに歪みを生じさせているにピタリと当てはまるのではなかろうかと腹を震わせております。
とりあえず事務職は長くて5年らしいのですが、その間はおススメを胸に、須くのほうに身を埋めてみようかなと思います。
いくらでも~が気になるので、もし、そうした理不尽的日々のことを纏めて綴られるようでしたら、必ずフォローさせていただきます。
作者からの返信
これはもうなんというか職業特性というか、たとえば外科医が「うわあ、おなかをメスで切ったら痛そうだなあ。かわいそう。とてもできないよ」ってなったら仕事にならんと思うので、外科医である以上少なくとも手術中は「痛そう~」って共感性をオフにすることになるじゃあないですか。もしかしたらもともと共感性というものがない人の方が外科医に向いている/なりがちということはあるかもしれないが、まあそれはあんまり考えないことにして、この現象(人が傷つくことへの共感性の乏しさ)は、職務上は必須なんですよね。それは分かるんだけど、ハタから観てると「外科医ってやつらは共感性がないッ!」って言いたくなるみたいな、そういう、いちゃもんの類であるということは前提としたうえで説明すると、相田みつを風に言えば、「にんげんが先、きまりごとが後」というのが、温かい人間生活ってものじゃあないですか。もちろん我々が相互に傷つき傷つけられないように「きまりごと」というのはあるわけだが、それは飽くまで「にんげん」のためにあるんですよ。そんなの分かり切ったことでしょう。
ところが事務と言うのはそれを逆転させる仕事なんですよね。たとえば俺はしばしば日記でも書いているように、土曜日に結構なんか仕事めいたことをしているわけです。でじゃあ、普通に考えると土曜日に勤務する契約を結べばいいじゃあないですか。ところが、非正規雇用者が単独で勤務をする状態というのは認められていないので、正規雇用者が必ず監督をしなければならないって言うんですね。で、じゃあ、正規雇用者が土曜日に出てくりゃいいじゃねえかって言うと、こんだ、正規雇用者が土曜日に出てくるのなら、正規雇用者は平日に代休を取得せねばならないと言うわけですよ。で、正規雇用者は結局、平日に休めなくて土日には休みたいから非正規雇用者を雇用しているわけだから、そんなことはできないということになる。で、だから、俺は平日に勤務「したことにして」、土曜日は「趣味で」(なのか?)(それでいいのか??)労働めいたことをしているって体裁になっているんですね。
あほなのか? と思いません? だってこれ、俺がなんか労基かなんかにタレ込んだら、ちょっとコトでしょ。つか「にんげん」の営みとして、実態として、明らかに全然違うことが生じているのに、目先の規則を維持するためだけに(非正規雇用者は正規雇用者の監督のもと労働しなければならない)、こういう歪みを生じさせているわけですよ。そんなもん実態が先やろがい。正規雇用者が監督してなくても大丈夫だし、正規雇用者が監督してなくて生じた不利益に対してはこうこうこのように対処しますっていう契約を新たに結んで実態に即した状態にすればいいのに、すでにある規則を変更させようとしないんですよね。で、それが、「いやあ、私たちもルールを守らなきゃいけない立場なもんでして……本当に申し訳ないんですけど、運用でどうにか……」みたいな態度だったら百歩譲って許すっていうか、まあ、それこそ「運用」でなんとかしようかなって思うところが、自分の間違った正しさになんの疑問も抱いてない感じ? いや間違ってますよねって。なんかあたかも私は正しいですみたいな顔してますけど。そういう職業特性が「事務」という仕事には求められていると思っていて、で、まあ、誰かがそういう仕事をしなければならないっていうのも分かってはいるんだけど、実際相対すると、てめーらは揃いも揃ってよおって思うわけですね。で、ただ、しかし、それはそれで必要悪っていうか、なんていうか、そうじゃあない生き方をするのはすごい大変だと思うんですよ。だって周りが「須く」「そう」なわけなので。だから、まあ、なんというか、事務で生きていくんだと決めたのであれば、事務らしく生きていくことを個人的にはおススメしたいと思いますよ。事務という職業の異常な点、必要とあらばいくらでも書けるんですが、このくらいにしておきます。