きょういの格差社会!! 破局を迎えたくない私から皆様へのアンケート。

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不幸な事故について

 それは私が自慢の恋人である勇希ゆうきとパソコンを見てるときのこと。


 【悲報!! 一部の若者が結婚相手に求める条件、あまりに大きすぎ……。 満たすのは全体の1割以下か!?】

 という記事と出会いました。

 記事の内容を要約しますと、要求が大きすぎると嫌われてしまうという話でした。


「とはいえ子供のことを考えるなら、あればあるほどいいんじゃない?」

 うっかり本音をもらしてしまい、勇希にかつてないほどの怖い眼で見られてしまいました。

 

 あって困るものではない!

 それは間違いないと思います。

 しかし、勇希の目を見るかぎり失言なのも間違いありません。

 まったく口は災いの門とはよく言ったもので、猛省です。

 

「何それ、あって困らないからといって用意できるとは限らない! だいたい――」

 売り言葉に買い言葉。

 どうでもいい私の台詞から喧嘩に発展。

 ああ、こんなはずじゃなかったのに……。


 とはいえ、私もせめられてばかりではいられません。

 少しばかりの抵抗を試みるも――

「じゃあ、どっちが正しいか皆に聞いてみようか! あんなの100人に聞いたら100人が有罪というくらい酷い台詞だった」

 とまで主張する勇希。

 どちらが正しいか……。

 アンケート勝負をすることになってしまいました。



 しかし……、

「これこれこういうわけなんだけど、どちらが正しいと思う?」

 なんて校内で聞いたら私が負けるに決まっています。


 何故正しいほうが負けるのか不思議でしょうか?

 理由は簡単、何故なら勇希はクラスの人気者。

 成績優秀、スポーツ万能、なのにそれを鼻にかけることもないという性格。

 短い髪に意思の宿った目、自信に満ちたたちふるまいで私の好みにドストライク。

「愛してるつきあおう! ……だまってついてこいよ!」

「OK!」

 すごい男前な告白。

 なのにちょっと顔を赤らめ、さしだしてきた手が震えていたりと可愛さも残していて、私もつい一言で了承。

 めでたくカップル成立。

 その後はたびたびリア充爆発しろと言われながらも仲むつまじく――。

 ……とまあ、紹介するだけでついノロケてしまうようなヤツなのだ。

 

 私の主張は正しい。

 正しいはずですが……、それだけで勝てる相手ではないのです!



 なので私は一計を案じることにしました。

「学校ないでアンケートを取るのはフェアじゃない、外でやろう!」

 そう提案したのです。


 勇希は不思議がり、しきりに首をひねりました。

 とはいえ異論は思いつかないもよう。

 ……これは、いける!

 というわけで、カクヨムでの☆取り勝負に持っていくことに成功しました。



 いろいろ話しあい、決まったルールは以下の通りです。

 

 私が悪いと思うかたには☆をいれていただきます。

 ☆がはいったら有罪とみなされたことになります。

 悪いと思えば思ったほど☆の数を増やしていただき、☆3は極悪人の証拠とする。

 ☆100を越えたらアウト。

 100人が100人有罪と思うレベルと見なされ罰が課されます。

 当日何があったかは、偽りなく書くという条件をつけられてしまいましたが、絶対的に私が有利です!


 さて、そんなわけでここからは当日何があったかを詳しく書かせていただきます。

 退屈な日常の描写が続きます。

 興味の無いかたは是非この時点でバックをお願いします!

 もちろん☆はいれないでのお帰りをお願いします。



     ●●●


 2016年5月5日、PM0:30前後、事件当日。


 その日は朝から夜だった。

 というようなこともなく、カラッと晴れた気持ちのいい昼でした。


 文芸部(といっても私いがいは幽霊部員)にとってはお楽しみの日。

「Yの悲劇」「そして誰もいなくなった」などのミステリー。

「月は無慈悲な夜の女王」「銀河英雄伝説」などのSF。

「キノの旅」「ディンの紋章」「フルメタル・パニック」などのラノベ。

 部費で頼んだ本が私の手に取られるのを待っている。

 私は恋人の勇希ゆうきを労働力として確保し、部室へと歩みを進めていました。



「ちっ、リア充、爆発しろ」

 幸せな気分でスキップをしながら部室へと向かっていた、まさにその時。

 あまりに幸せそうな顔をしていたらしく、私の耳にそんな言葉が届いてきました。

 ふりむくと2人組の学生が敵意に満ちた目でこちらを見ています。


 勇希がにらみつけたせいで、2人はそそくさと退散してしまいました。

 しかし、別に恋人とにやけてたわけではないので、少し罪悪感を感じます。

(すまない、恋人にでれてたんじゃないで本にでれてたんだ)



 とはいえ、私としては

「リア充なので爆発します!」

 と宣言してもいいくらい、勇希とカップルだという事実に浮かれてはいます。

 なので実際爆発してもよいという気分になりました。


 しかし、実際爆発すると考えるといくつか疑問も生じます。

 このまま爆発してもいいのか?

 どの程度の規模で爆発すればいいのか?

 ……そんな事です。



 例えば、今ここで私が爆発するとしましょう。

 校内で学生が爆発、さぞ母校の評判が落ちてしまうことでしょう。

 これはいけません。


 では爆発するのはこの場ではないと仮定し、通学中、電車の中で爆発するというのはどうでしょうか?

 ……ただのテロである。

 なかなか爆発するのも一筋なわではいかないようです。



 次は威力です、これはたぶんリア充力がそのまま爆発力になるような気がします。

 つまり、私たちのリア充力なら核に匹敵する威力がでるのは間違いないはずです。

 となると爆発しろと言った2人も、爆発にまきこまれるのは必至です。

 確実に黒い影になってしまうでしょう。

 

 そういえば!という言葉はTwitterで流行ったと聞いた覚えがあります。

 本来は遠方から投げかける言葉だったのでしょう。

 爆発にまきこまれる心配のない場所だからこそ使えた言葉。

 しかし、リアルを生きる彼らはその現実に気がつかなかったのでしょう。

 ……願望をかなえた瞬間に死ぬとは、哀れである。


 彼らのために爆発するのを考えれば、これもいけません。

 どうにかしてまきこまないような爆発を考えてみましょう。



 ではどうすればいいのだろうか……?

 発想を変えてみましょう。

 爆発して嬉しかった時を思い出してみるのです。



 しかし、爆発……。

 かえるの尻に爆竹をいれて爆発させた漫画はトラウマだ。


「芸術は爆発だ!!」

 忍漫画のキャラが自爆した時は悲しかった。


「へっ! きたねえ花火だ」

 某王子がライバルを爆発させたのも、ショッキングだったなあ。



 ……ろくな思い出がありません!

 ……ん、花火?

 きたねえ花火はともかく、花火はいいアイデアなのでは?

 本来の花火はとても綺麗なものです。



 よしよし、花火として爆発することにしてみましょう。

 となると昼に爆発しても意味はない、時刻は夜にしますか。

 ちなみに、時間を変えてもいいのなら勇希と生きている間に爆発して死ぬのはまっぴらゴメンです。

 死んだ後に爆発することにしましょう。

 葬儀の時が丁度いいかもしれません。


 改名を、とすれば分かりやすいことでしょう。

 ……いや、細かい取り決めがあるからそういった戒名は無理だったかな?


 ……まあ、いいや。

 次は実際に花火として爆発することについて考えてみましょう。


 どうすれば私が爆発したと認めてもらえるでしょうか……。

 私の遺骨を火薬に混ぜて爆発させるというのはどうでしょう?

 ……ダメだ、えぐい。

 というか、いまさらながら本人が爆発するのはえぐすぎる気がしてまいりました。

 残酷描写ありの話ではないので、すっぱり諦めてしまいましょう。


 となると、苦肉の策ですが花火で私がリア充だということを表現するのはどうでしょうか?

 つまり、花火で私と勇希、すてきなリア充カップルを空に描くのです。

 次にその絵を爆発させ、しだれ柳のように儚く散るのです。

 ……うん、ロマンチックで良さそうだ。

 むしろこれ、もし私が実行したら流行ってしまうのではないでしょうか。



はリア充として無事一生を終えましたことを祝いましてこれから爆発します」

 葬儀で花火が討ちあがる。


「私たちはリア充となりましたことをここに宣言し爆発します」

 花火大会も、この花火はリア充のKADOKAWAさん(仮名)提供となります。

 お決まりなアナウンスの後、花火が打ち上がるのが日常になるかもしれません。


 しかし、そんな社会になってしまえば!といった2人の気持ちも変わるかもしれません。

!」

 になること間違いなしです。


 やりました!

 彼らの無念を解決し、そのうえ爆発する必要すらなくなりました!

 これで事件は解決です!

 ……などなど真剣に考えていると――



「あんなやつら気にすんなよな」

 私が黙りこんでいたので、傷ついたのではないかと心配したのだろうか?

 心配そうな顔で勇希が私に話かけてくる。

 気を使ってくれるのはうれしい、うれしすぎて顔がとろけてしまう。

 ! になってしまう。


 とはいえ、無表情からとろけ顔になった私を見られるのは照れくさい。

 それに、今考えた名案も披早速露したい。

 リア充葬やリア充提供(いまなづけた)について得意気に話す。


 すると、いや、爆発って自爆のことじゃないのかと勇希に指摘されてしまう。


 ……なるほど。

 !というのは!という意味だったのか。

 確かに古い漫画とかで、!系のことをいいそうなモブのセリフはそんな感じでした。


 ……どうしよう、嬉々として妄想を話してしまったぞ。

 リア充葬って何だよ! 恥ずかしい!

 生き恥とはこのことか、顔が真っ赤になるのが止められません。

 勇希が玩具おもちゃを見つけた子供のような表情になってこちらを見ています。

 仕方がない、また妄想の世界に旅立ったことにしてごまかそう。



!」

 勇希は料理好きな糸目が颯爽と現れたときのような格好。

 額に手をおき、不敵な笑みを浮かべながら叫んでいました。

 私が会話に加わらないで無視し続けたせいで、完全に暴走しています。

 ボケ殺し続けた結果、いまや有名なペット使役アニメネタまで飛び出しています。


 さらに、ペットの名前をリアじゅうにすれば爆発させるのも簡単だよね?

 これでリア充も役にたって満足でしょ!

「でしょ? リア充!」

 ドヤ顔でこちらを見てきます。

 ……ああ、うざ可愛い。


 私はおまえのペットか!

 つっこみたいところです。

 しかし、今まで無視を決め込んでいたのに今更反応したら負けな気がします。

 作り笑いでごまかします。

 ……まあ、実際のところ勇希のペットなら悪い気はしないのですが。


 相手をしなかったせいか、しばらくすると勇希がそっぽを向いてしまいました。

 機嫌を悪くしたかと心配になりますが、何やら鞄をごそごそしています。

 不思議に思ってよく見ると鞄の中から3DSを出してきました。

 電源をいれソフトを起動、相棒の名前をリアじゅうに変えてしまいます。

 ……ごめんメタグロース、私のせいじゃないからね?



 

 ていうか勇希の相棒いいなあ。

「リアじゅう 爆発しろ!」

 私は少し唇をとがらせ、小さくつぶやいたのでした。



    ●●●


 そんなこんなで、私たちは事件現場となる場所への移動に成功。

 リアじゅう(故メタグロース)の尊い犠牲をのりこえ、部室に到着しました。


 私はイスに座りお弁当を机に出します。

 腹が減っては戦はさせられぬ。

 まずは腹ごなしからです。


 お昼は野菜たっぷり弁当と、肉たっぷり弁当。

 両方私の手作りです。


 ふと顔を上げると、勇希ゆうきの目が私の取り出した弁当にくぎづけでした。

 そんなに期待してるのかと思うと、とても嬉しい。


「先輩いいお嫁さんになれますよ」

 そういえば、つきあう前からよくそんな事を言っていたのを思い出します。

 今の期待に満ち満ちた目をみていると、私ではなく弁当が目当てだったのかと疑いが生じるくらいです。



 ……しかし、弁当目当てか。


「ひどい、私のお弁当だけが目当てだったのね!」

 と言ってヨヨヨヨヨといったポーズを取ったら、アタフタしそうで面白そう。


「やめて、私のお弁当のために争わないで!」

 勇希が喧嘩してたら、そんな戯言を投げかけても困った顔をしそうで面白そうだ。


「部活と私のお弁当、どっちが大事なの!」

 部活中の勇希にせまってみるのも面白そうだ、これはどんな顔をするかな?


 他にも――

 妄想全開、ニヤニヤしてると軽くこづかれる。


 ハッとして顔をあげると、勇希が待てをされた犬のようになっていました。

 ……これはいけない。


 (食べてよし!)

 心の中で許可をだし、勇希にお弁当を2つ渡します。

 勇希は迷わず肉たっぷり弁当を受け取ると小躍りを始めました。

 シッポがあったらブンブンふっているのは間違いないでしょう、可愛いヤツです。



「草食系じゃないからな!」

 肉たっぷり弁当を受け取った勇希は上機嫌で語りだしました。

 話が長かったので勇希の主張をまとめるとこうなります。


 草食系の小僧が!

 じっくりかわいがってやる!

 泣いたり笑ったり出来なくしてやるぞ!

 さっさと立て!

 隠れて草かんでみろ!

 クビ切り落として香草流し込むぞ!

 ……ということは全然なく、肉を食べれる幸せを延々と語っていました。


 まあ、じょじょに勇希の話は脱線。

 大自然では肉食獣は肉食獣を襲うことは少ない。

 ゆえに、肉食獣は草食獣しか襲えない。

 しかし、草食獣が増えてしまったというなら人類の取る道は2つ。

 蝶よ花よと育てられ、花として草食獣に食べられる。

 もしくは、草食獣として育ち肉食獣に食べられるかである。

 ……とか云々?

 よくわからないことを話していました。



 それにしても、勇希の理論だと告白された私は捕食されたことになるようです。

 味見で肉を食べ過ぎたから私の弁当は野菜中心なだけ。

 私も基本肉食なのですが……。

 勇希の主張どうりだと、肉食獣同士の私は捕食されなかったはずで――。

 ……話の腰を折ることもないですね、黙っていることにしました。

 勘違いで捕食してもらえて、今すごい幸せですからね。



 ちなみに、勇希に渡したお弁当のオカズは生姜しょうが焼きにウィンナー。

 (つきあいはじめてから飾り包丁をいれるようになったのでまだうまくない)

 ご飯は上にシャケをちらし、ノリでフタをしています。

 作った時、香ばしい生姜の匂いが私の食欲をかきたて半分以上味見してしまったので量は少なめです。



 いっぽう私が食べるお弁当のオカズは、ザワークラフトにソーセージ(?)です。

 銀河英雄伝説が来るのに浮かれ、作品中の料理を作ろうとした結果です。

 ザワークラフトはロールキャベツもどきになるし、ソーセージはウィンナーで代用したりと散々なので、こちらも量は少なめです。

 (勇希の弁当を味見しすぎてお腹がいっぱいなせいもあります。あっちはいつもどおりなので美味しく作れました)



 私は水筒を取り出すと、カップに味噌汁を注ぐ。

 暖かな湯気がたちのぼり、味噌のいい香りが鼻腔びこうをくすぐる。

 カップが暖かくなったのを確認してから勇希に渡し、私のぶんももそそぎます。

 これで準備完了です。



 自然の摂理について熱く語り続ける勇希。

 その口からは、何度もつばがこぼれそうになっています。

 律儀に私の準備ができるのを待っていたようです。

 ……妙に礼儀正しいというか、義理がたい性格なんだよなあ。


「いただきます!!」

 ハシをわたすと勇希はいきおいよく食べはじめました。

 うまいうまいとがっついていますが、あれで味はわかるのだろうか?

 ……少し不満を感じます。


 でも、幸せそうに食べる顔を見ているとそんなことどうでもよくなってきます。

 ……うん、明日もしっかり作ってこよう。

 

 勇希の可愛い顔を弁当の肴に、お昼タイムも平和に終了しました。



    ●●●


 そして、ここから本日のメインイベント。

 本の確認作業をはじめます。

 注文した本と、実際に来た本に間違いがないか確認をします。

 確認後は陸上部で力のある勇希ゆうきにお願いし、本棚にしまってもらいます。

 ……さすが力持ち、本がみるみる所定の場所に納まっていきます。


「あれ? 同じ本がある。 発注ミス?」

 テキパキと仕事をこなしていた勇希が、不思議そうに尋ねてきます。

 ……ふふふ、よくぞ聞いてくれました。

 私は必死に笑いをこらえ、神妙な顔をします。

 いいたくてたまらないのですが、そんな様子は微塵も出してはいけないのです。


 勇希が指摘するとおり、私は同じ本を頼んでいました。

 しかし、発注ミスではないのです。

 何故なら、翻訳者が違うのです。


 あまり重要視されることはないようですが、外国の本は翻訳が違えば作品が違うと言っていほどの差があったりします。

 少なくとも私はそう思っています。


 例えば I love you. という英語があります。

 これは普通に翻訳すれば、としかなりません。

 これを直訳といいます。


 しかし、翻訳家はこれを物語にあわせて翻訳するのです。

 つまり翻訳家が違えば、と翻訳されることもありえるのです。

 これを意訳といいます。


 物語は意訳されるものなので、翻訳家ごとに味がでます。

 なので、今回翻訳家が違う本を頼んでいのだと勇希に説明をします。



「へえ~、そうなんだ」

 勇希が感嘆の声をあげます。

 ……打てば響く、思い通りに感心してくれるのは本当に気分がいいものです。

 しかし、すぐに何かを思いついた表情で首をひねって考えだしてしまいます。


 ……やばい墓穴を掘ったか!

「月が綺麗ですね、おやすみ~」

「死んだように寝るわ、おやすみ~」

 昨日寝る前にやり取りしたメールを思いだし、私の頬に嫌な汗が流れます。

 ……どうか気がつきませんように!


「ところで寝る前に来たメールだけど、昨日は月なんてでてなかったよね? どういう意味だったのかな?」

 願いもむなしく、気が付いた勇希がいじわるそうな顔で笑っています。

 ……自爆してしました!

 ……うう、勇希のドS。


 こうなってしまったらおしまいです。

 お決まりの必殺業を出すしかありません。


「それはそうと、他にも面白い意訳がないか調べてみようか」

 勇希の主張を無視です。

 そして、さりげなく話をかえます。


 勇希はやれやれといった顔をしますが、すぐ私の隣に移動。

 PCをのぞいてきます。

 ……ちょろいぜ。



 その後、色々な意訳について検索したところ、ロシア語の愛の言葉が「私、死んでもいい」と翻訳されているのを発見。


「そ、そんなんじゃないから!」

 勇希が照れまくるのをからかったり、楽しい時間をすごしました。

 このまま何事も無く終わればよかったのですが、 ふと(結婚 要求)で検索してみることになりました。

 何故そんな検索をすることになったのか。

 詳しく書くとまた爆発しそうになるので、その部分は割愛します。


 その後、釣り記事を開いてしまった私は冒頭の自爆となったのでした。



    ●●●


 以上がことの顛末です。

 さて、時は金なりと申します。

 ちゃちゃっとバックして他の素敵な小説を読みに行きましょう!


 料理の記述が素晴らしい、異世界料亭「みとり」。

 猫先生との日常に癒される、先生とそのお布団 などを、個人的にお勧めします。





































追伸:「内容に偽りはないけど、正しくも無いよね……。 ていうか最後割愛しすぎ、男らしくないよ!」

 書き上げた文章を勇希にみせたところ、怒られてしまったので文章を追加します。

 男らしくないといわれてしまったら、男として黙っていられませんからね!

 最初の台詞で割愛していた部分を追加します。


「とはいえ子供のことを考えるなら、あればあるほどいいんじゃない?」

 と言った後に、

「やっぱりFカップのほうが、もみごたえありそうだし」

 勇希の胸元を見ながら、ため息をついたことを白状します。



 一言追加された程度で結論は変わらないと思います。

 思いますが、勇希がこだわるので追加させていただきました。

 とくに気にせず、バックのほどお願いします!

 ……私は無罪だ!!

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