補足

さて、このような悪質なソフトウェアによって、まさに被害が生じたわけですが、この顛末を補足します。


 結果、このソフトを用いたケアマネは複数の小規模デイサービスに金銭的被害を与えました。返戻という形で、支払いが一カ月、遅れます。

 遅れるだけなので、実質的な損害はありませんが、普通の人ならわかりますよね。収入が一カ月遅れれば、資金繰りに大きな影響が出る事が。仮にその分を借りて補填したとすれば、利息分が損になるわけです。

 それすら出来なければ、賃金の支払い遅れなどを産んでしまうかもしれない。それぐらいの大きな問題であったわけです。

 この問題について、ケアマネなど、現場事業所に一切、情報提供する事の無かった県や市、国保連合会ですが、こちらも罪に問われるべきですよね。だが、国保連はこの事に関しては、システム上、どうにもならないの一点張りで終わり。本来なら、4月適用のサービスコードが用いられれば、事前に彼等は察知が出来たはずで、そこでケマネに問い合わせて、修正を求める事が出来る唯一の組織なんですけどね。

 様々に問題がありますが、サービスコードという魔物は色々な危険がある事をこれから、全ての業界に知って貰いたいですね。

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ケアマネくんで起きた5月の悲劇 @kaigo

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