第六章 3 ベルジェンナ軍の戦果への応援コメント
デュバリ、癖のある人物ですが好みです(笑)
ロッシュにいい影響を与えるでしょうね。
誤字、というか同じ文が2つになってました。
最後になっているのは、いちばん注目の集まる競技会の花形だからである。
作者からの返信
好みですか、それはよかった!
傭兵の周旋屋のシステムというのは、傭兵が危機におちいっているという現状を考察しているうちに出て来たアイディアです。ゲームなんかだと、絶対に商売にならない場所に武器屋があったり(笑)、水着みたいな露出度の多いアーマーとか(これは関係ないか)、最初から「異世界ってこういうもんでしょ」って了解が多すぎるので、「いや、こうすればすんなり納得できますよ」という意味で考案したものです。
それをキャラ化したものですね。本当はもっと何十年、何百年単位の歴史があるとよかったのですが、話の都合とキャラの年齢の問題のすり合わせでデュバリというやつになりました。
デュバリが仲間になるというのは構想にあったのですが、実はもっと後のことになるはずでした。ロッシュ軍がもう一度キールに戻ったとき、ロッシュがジョルジュをそそのかし、ツェントラーの裏をかいてデュバリを脱走させるという、作者としては心踊るたくらみがあったのです。
ところが、(PV数をご覧になるとわかるように)先に「キール編」を書いたにもかかわらず、時間的に先行する「北方王国編」を後回しにしてしまったのです(そのあたりの事情は以下の近況ノートをご覧ください)。
https://kakuyomu.jp/users/kurohdomatsugae/news/1177354054884330567
「北方王国編」を書き終えて本来の流れに戻ったときには、また少し構想が変わったのと、本質的な問題ではありませんが、前2篇とのページ数の釣り合いを取らねばならなくなりました。
デュバリを仲間に引き入れるエピソードについていうと、このままでは次巻に回さざるをえず、興味が半減するな、という判断。それと、競技会にデュバリを出すことでベルジェンナ軍ではスピリチュアルとフィジカルを分け隔てしないのだという印象を出せるのではないか、という思いもありました。
エピソードの発表日を見ていただければわかるように、「キール編」から「ガラフォール編」までの空白はなんと丸一年もあります。結果的には、デュバリという人物に興味を惹かれた方がすぐに味方になった彼をすんなり迎えてくれる形になってよかったな、という思いです。
もちろん、デュバリは傭兵やフィジカルの旧支配者層にも顔が利きますし、大きな影響力があると思います。
どうぞ、彼の今後の活躍(暗躍?)ぶりをお楽しみに!
第三章 4 国境突破への応援コメント
どんどん成長するマチウ。
この好奇心、一目見ただけの母を連想させますね。
カプセルの中にいたとは言え、彼女の旅にずっと同行した一人だもんなぁ…。
誤字というか、字が多い報告。
積み重ねられたられた
作者からの返信
最後の2行、何のことだろうと思っていましたが、ようやくわかりました。
ご親切にご指摘いただき、ありがとうございます。さっそく直しました(汗)
下のコメントではロッシュ、ゴドフロアの両ヒーローについて書きましたが、これはあくまでも少女マチウの成長物語であり、彼女の波乱に満ちた運命を描くところまで行かなくてはなりません。
外伝「傭兵よ……」も着手してすぐに放置状態になっていますし、まだまだやることは多いのですが、マチウがゴドフロアやロッシュを超えてまさにヒロインの位置に立つ日を、作者としても憧れるような気持ちで心待ちにしています。
どうぞ、そこまでお付き合いいただければと思います。
第一章 5 カナリエルがめざした地への応援コメント
あぁ、ロッシュがすごいのびのびとしている。
何かいい男になってきたような。
作者からの返信
ですよね!
みにらさんが「マチウ1+2」でコメントしてくださった艦長とかエルンファードとアラミクカップル、マザー・ミランディアとかが側面から援護してくれてはいたのですが、あくまでも自分を貫いて我が道を行こうとするロッシュは、結局は〝敗者〟になってしまいましたからね。
「1+2」は何年も前に仕上げたもので、この、ロッシュにとってのいわば「再起篇」はカクヨムのコンテストに「1+2」を応募してから着手しました。
方向性としては、近衛兵の最底辺から成り上がるというものも考えましたが、するとできあがったばかりの新帝国に波乱とまではいかなくても事件を起こさねばならず、そこにまたゴドフロア+マチウを絡めていくとなると、悠然と始まった「1+2」の物語からすると性急すぎる感じがしました。
そこで〝傭兵狩り〟によって傭兵そのものが危機に追い込まれてゴドフロアは北方王国へ、ロッシュは真逆の最南端の辺境の極小国に追いやられ、それぞれが再出発を期す、そういう形にしたわけです。
書き上げて振り返れば、やはりそれ以外の選択肢はなかったなと思えますし、ゴドフロアにしても同様ですが、ちょっとデコボコの印象はあってもちゃんとキャラ化した取り巻きをそろえるという目標もクリアできました。
いい男だから活躍して当たり前、ではなくて、いい男だからこそ苦労して這い上がることに意味があり、さらにヒーローとしての輝きが増すのだと思っています。どんどん背負いこんでいく中でしぶとくやりくりしていくゴドフロア、それに対してどんどん周囲を巻き込んで登りつめていくロッシュ、そういう対比で描ければいいなと思っています。
とにかくまだ道半ば。早く「マチウ」に帰って思い切り書きたいと思います。他の作品もご覧いただきつつ気長にお待ちくださいね。
終 章 ビュリスからの悲鳴への応援コメント
完結おめでとうございます!
カナリエルの逃亡劇とはまた違った大きなスケール感、更新のたびに堪能しました。
ロッシュに顕著ですが、登場人物たちの表情が明るく力強くなったように感じました。
[胎動篇][生誕篇]では、カナリエルが疑問を持った「鳥籠めいた環境」、ロッシュがひた走る「敷かれたレールの上」、そんな印象が非常に強かったこととの対比で、未知の国に突っ込んでいくゴドフロアたちの旅路、一から領土運営と騎士団結成に携わるロッシュの苦労と充実感が、頼もしくてワクワクしました。
将来への期待と不安を両方抱えつつ、自分の手で道を創り、自分の足でそこを歩いていこうとするパワーが素敵でした。
『純真なマチウ』、末永くお付き合いしていきたいと思います。
マチウの成長が楽しみです。
作者からの返信
いやあ、まさにそういう印象を抱いてもらえると嬉しいなと思っていたお言葉、ありがとうございます。
当初の大きな構想からすると、[揺籃篇]は第2部の前半部に相当するわけですが、二大ヒーローのライバル関係にあるゴドフロアとロッシュが、カナリエルの死という〝挫折〟〝喪失〟からどうやって再出発していくのかを追う「再起篇」というまとめ方ができたかな、と思っています。
苦心、というか、いちばん気がかりだった点は、今回二人が最後まで出会わず、それぞれの運命を切り開くのに懸命で、思考のレベルも遭遇する風景・人物もまるで異質であるということ。
ぶっちゃけて言えば、「これで統一感が出せるのか」「どっちかの旅路がショボくみじめに見えないか」ということでした。
ロッシュに関してはキールを設定したところで光明が見え、彼の姿が頭のてっぺんからつま先まで、くっきり見えるようになってきた。どこかで書いたように、セイリン姫は圧迫する隣国ブロークフェンとの関係を考えているうちに出てきたキャラに過ぎなかったのですが、ロッシュが集めたスタッフを華やかにしてくれた。登場場面を書いていても楽しく、怪我の功名のようなものだったなとホッと安心しています。
……と、ここまで書いてきて、これは近況ノートに記すべき〝まとめ〟だなと気づきました。これはそっくりノートに写させてもらって、もっと多くの方々に読んでもらえる形にしたいと思います。
とにかく今は仕上がって心地いい気分でいます。「守城のタクティクス」すっかり積ん読になってましたが、ようやく読ませてもらえそうです。ありがとうございました!
第三章 5 姫君の腕前への応援コメント
騎士に憧れる姫騎士、優秀だけど少し抜けているところがあるのは可愛いですね。
>カナリエルに似ていると思わないか?
ウォルセンのこの発言が示唆する、今後のロッシュとの関わり合いが楽しみです。
作者からの返信
そうか…エピソードへのコメントにも返信機能がついたのですね。
読み直しまでしていただいているようで、ハートマークをたくさんありがとうございます。
セイリン姫は、隣の大国ブロークフェンとの関係を構想していく中で生まれたキャラです。私は〝キャラ設定〟なるものをほとんどしたことがなく、物語上の立ち位置にポンと投げ込むだけなのですが、キャラのほうでちゃんと生きよう、活躍しようとしてくれるのです。
セイリン姫も人気が出てきているようで幸いです。
最新話ではジョルジュという妖艶な美女も出てきます。彼女たちがお話をより盛り上げてくれると嬉しいですね。
これからも応援をよろしくお願いします。
終 章 ビュリスからの悲鳴への応援コメント
揺籃篇、読了です!
言葉どおり、かごに入って背に揺られているマチウ(笑)
傭兵の英才教育みたいになってますが、これがあの序章に繋がっていくんだなーと思いながら見守っています。
また、登場人物の移動が激しくなって、様々な地域を旅している感じが楽しいです。
カナリエルにも、この景色を見せてあげたいと思いました(´;ω;`)
「人外魔境コブの秘密」を小学生くらいの頃に読んで、ワクワクした事を思い出しました。
キールの地下や、生命回廊の排気口は、あの風の洞穴を進む様を連想しました。
ああいう、地味だけど命の危険が常にあるドキドキ感が好きです。
続きも楽しみです!