応援コメント

第一章 5 カナリエルがめざした地」への応援コメント

  • あぁ、ロッシュがすごいのびのびとしている。
    何かいい男になってきたような。

    作者からの返信

    ですよね!
    みにらさんが「マチウ1+2」でコメントしてくださった艦長とかエルンファードとアラミクカップル、マザー・ミランディアとかが側面から援護してくれてはいたのですが、あくまでも自分を貫いて我が道を行こうとするロッシュは、結局は〝敗者〟になってしまいましたからね。

    「1+2」は何年も前に仕上げたもので、この、ロッシュにとってのいわば「再起篇」はカクヨムのコンテストに「1+2」を応募してから着手しました。
    方向性としては、近衛兵の最底辺から成り上がるというものも考えましたが、するとできあがったばかりの新帝国に波乱とまではいかなくても事件を起こさねばならず、そこにまたゴドフロア+マチウを絡めていくとなると、悠然と始まった「1+2」の物語からすると性急すぎる感じがしました。

    そこで〝傭兵狩り〟によって傭兵そのものが危機に追い込まれてゴドフロアは北方王国へ、ロッシュは真逆の最南端の辺境の極小国に追いやられ、それぞれが再出発を期す、そういう形にしたわけです。

    書き上げて振り返れば、やはりそれ以外の選択肢はなかったなと思えますし、ゴドフロアにしても同様ですが、ちょっとデコボコの印象はあってもちゃんとキャラ化した取り巻きをそろえるという目標もクリアできました。

    いい男だから活躍して当たり前、ではなくて、いい男だからこそ苦労して這い上がることに意味があり、さらにヒーローとしての輝きが増すのだと思っています。どんどん背負いこんでいく中でしぶとくやりくりしていくゴドフロア、それに対してどんどん周囲を巻き込んで登りつめていくロッシュ、そういう対比で描ければいいなと思っています。

    とにかくまだ道半ば。早く「マチウ」に帰って思い切り書きたいと思います。他の作品もご覧いただきつつ気長にお待ちくださいね。