すばらしき闇の世界へ足を踏み入れてみませんか?

「アウトサイダー」を彷彿とさせる冒頭は、濃密な語彙の流れに引き込まれました。また、ホーンテッドハウスに忍び込んだ竹尚の顛末には、映画「TATARI タタリ」のような、追いつめられた者だけが受ける圧迫感――筆舌につくしがたい恐怖がありますね。異形コレクション「オバケヤシキ」に収録してほしい珠玉の作品です。

その他のおすすめレビュー

岬士郎さんの他のおすすめレビュー34