この作品はハルヒをネタにしつつも現実の残酷さをつきつけている。現実とはこんなものだなと。作中から止めどないハルヒ愛は感じた。語り手で主人公のモノローグとその性格や主人公の名前が作中に一切登場しないなど、すごくキョンに似ている部分がありますね。オチが少し弱いような気もするけどちょっと空いた時間でさくっと読めるという点でよかったかな。
たしかにハルヒが普通の外見だったら現実ではこういうことが待ってるんだろうなって想定できて、現実はただ退屈な日常なのかとげんなりしてしまう。ハルヒまがいの女の子との、その後の話がどうなるか気になります。
誰でも、一度はきっと夢見たであろう「特別になること」そんな特別な存在になれなかった者達のリアルが描かれている作品。恐らく一部の人達の心を痛々しいまでにエグることは間違いない。ハルヒを知っている…続きを読む
今の二十代だったら名前くらいは誰だって知っている『涼宮ハルヒの憂鬱』。そして、読んだ人間なら誰もが一度はきっと感じたことがあるテーマを扱った作品。ラストの落とし方がとても好みだった。だからこそ、途…続きを読む
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