この作品はハルヒをネタにしつつも現実の残酷さをつきつけている。現実とはこんなものだなと。作中から止めどないハルヒ愛は感じた。語り手で主人公のモノローグとその性格や主人公の名前が作中に一切登場しないなど、すごくキョンに似ている部分がありますね。オチが少し弱いような気もするけどちょっと空いた時間でさくっと読めるという点でよかったかな。
ライトノベルから主役を引き算すると現実になることを実感した。現実は甘くも楽しくもない、でもいいこともきっとある。
青春ジュブナイルSFの正統的後継者たる「涼宮ハルヒの憂鬱」を、愛してやまない事が、ひしひしと伝わる佳作。私自身、ハルヒが大好きでたまらなかっただけに、田中さんを見つめる主人公の切ない、もどかしい気…続きを読む
亭主の好きな赤烏帽子、って諺がありますが。あれですかねぇ。幸い田中さんも症状が軽そうだし、主人公が一緒になって合わせているうちに普通の幸せを見つけて、目が覚めるかもしれません。 で、数年たって…続きを読む
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