最初の1話を読んだ段階でビビっときました!これは私が探していた良質なSFだと。まずアイディアがすごい。それに設定や描写が細かい。思わず嫉妬するくらいの作者の方の想像力の豊かさを感じる。分かりやすくて口当たりの良い最近のネット小説やショートショートとは全然違うけれど、読めば読むほど味わいが出てきます。個人的には「失業対策」と「人工知能の衰え」が特に好みです。
ショートショートに、ロボットや宇宙船、未来生活なんかが登場すると、星新一さんを思い出します。わかりやすい文章でしたが独特の味があって、なかなか真似できない印象があります。時織さまの作品も巨匠の雰囲気を漂わせつつ、リズムよくまとまっており、楽しませてもらいました。と言いながらまだ途中なので、引き続き拝読させていただきます❤
SF短編集もの。読み応えのあるハードSFがラインナップされており、それぞれが独自の未来を描いています。実験的なアイデアが多いですが、それゆえに奇抜さもあって読んでいて面白かったです。バンジージャンプの話は思わず笑ってしまいました。これからも続くそうなので、今後の更新に期待です。
いずれも未来を識る指標となるSSである。さて、頭の中で情景を展開してみよう。どうしたことか、一瞬にしてホラァになるじゃないか。未来は未来でもホラァが常態になる未来だ。虫米、この言葉に惹かれたらぜひ読むべきである。行間を読み解けば素晴らしい良質の悪寒が待っている。