どれが『私』?

アイデンティティ、という物に挑んだ素晴らしい作品だと思う。
自己の形成において、非常に重要なのが記憶であると私は思うが、ここで他人の記憶が入ってしまった場合、『私』という存在は果たして同一だろうか?
内容は哲学的、文章は淡々としているが故に引き込まれる。静かに考えさせる作品でした。

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