ああそうだよ要は「すぐ読めますよ」って言いたいんだよくそー何が悪いくそー
読み進めると見えてくるのが、ただあるあるネタを列挙しているのではなく、モンスターごとに鉄板ネタがあり、ある種の天丼が存在すること。
例えばゴーストならどうしても駄文チックな雰囲気を漂わせてしまう「そうですね」に続く三文字シリーズ。ヴァンパイアはこの手のサイトに登録していれば誰もが貰いがちな感想シリーズ。異世界料理店の水回りばかりを扱うサハギンに関してはネタというかダメ出しに近いものを感じる。
そういったネタの傾向から、着眼点のいやらしさやギャグセンスを伺うことができ、各々の性格やキャラが不思議と見えてくるのも、この作品の楽しみ方の一つだと思える。
個人的に疑問なのはスライムは何故そこばかり着目してるの?という。言うほどピンとくるシチュエーションか???そして何故決勝に残れる・・・。まあ、本家と同じくちょっとズレてる奴が案外ハマって勝ち進んでいく、そういう特別枠もあるのかもしれない。
どうでもいいけどこいつらGA◯Eから知識仕入れすぎなんじゃない?
ネット小説を書いたことがあるもので、この小説を読んで苦い笑いを浮かべないものはいないだろう。
書きたいことを書く、というのは面白い文章を書く上で最も重要なことかもしれないが、今書いたことが本当に余人にとっても面白い文章なのか、というのもまた、その小説を世に出す前に一度立ち止まって考えなければならない必要なプロセスに違いない。
なぜなら、それを投稿した瞬間から、その作品はあなただけのものではなく読者のものにもなるのだから。
そんな教訓が得られるという意味で、この作品は今後教本のように奉られるべきだろう。
とはいえ、魔王さま言うところの「闇が深すぎる」作品なので星2つ。