22話 - 命名 -
「今日の晩飯も美味しいな。この<カレー>味のする魚はこういう味なのか? それとも味付けでこの味にしているのか?」
「<カレェ>って何ですカイ? 魚がこういうスパイシィな味なんですゼ!」
「そうなのか……。私の故郷にこの味で<カレー>という名前の食べ物があったからね。それはスパイスを色々組み合わせて作るものだったからね、こちらでもスパイスがあるのかと聞いてみたんだ。ありがとう
まさか
「ふふっ、それではこの魚を<カレー>と呼ぶ事にする。いいだろうか?」
「もちろんでござります! 魔王様の命名と<カレー>に乾杯!」
「「「「乾杯!」」」」
これで名もない魚に<カレー>という名が付いた。私は気付いていなかったのだが、名付けというのが多かれ少なかれ
<カレー>以外、特に気になる食材は無かったけど、これだけ美味しいご飯を食べさせて貰えるなんてホント幸せだなぁと、しみじみしながらお風呂に入り、寝室へ戻った。
晩御飯の時にイェレナさんと、ネーロちゃん、ビャンコちゃんの3人以外は人化して人の国以外の他の国に居るって言ってた。今日居なかった人達も今
今朝起きてみるとスケアクロウのマルティンさんが起こしてくれた。昨日のカレーのインパクトで忘れてたけど、マルティンさんは
朝食を皆で食べた後は、旅に出るというデーモンのデメトリオさんと、獣の国に戻るという狼のヴィルマさんを見送って、また謁見タイムだ。昨日よりちょっと遠い所の人たちが来てくれた。流れ作業で
あれ? これずっとここで籠りきり!? 私はいつ旅に出れるの!?!?
「心配されずとも、創っているダンジョンが終わりましたら、旅に出ても問題ありませぬ故。もう少々、辛抱してくださりませ」
私が貴方で貴方が私で shirotaka @494976
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