第8話


彼に求められることが私の幸せになっていたのに……


あなたは私に最高の出会いと最低の愛をくれました。



週一くらいのペースでミツキさんとSEXするようになって半年。


やっとあなたは私に「彼女になって」と言ってくれました。




あの時からもう狂っていたのかもしれない


あなたの好きは普通じゃない。



あなたは私が傷付く姿に興奮し私が泣き喚く姿を求めそれなのに決して離そうとしてくれない。


私はそれを必死に受け止めた。


それがあなたの愛だと。


大人はこんなプレイもするのだと。



あなたが開けてくれたボディーピアスはあなたの愛の証だと。


あなたが付けたタバコの後はあなたの愛情表現だと。



あなたが好きな私はあなたが求めることに全て答える人形だと。













私に意思なんか持つことは許さないと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

she is … liar イア @syu_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ